#161 咬み合わせがしっくりこない方へ|顎のこわばりに対する鍼灸の一例

こんにちは、はりきゅう速水です。

先日、訪問鍼灸で
「なんとなく咬み合わせがしっくりこない」
というご相談をいただきました。

歯そのものというよりも、
顎まわりの違和感や使いづらさが気になるとのことでした。

●状態の見立て

お身体の状態をみていくと

 ・脈診では「肝虚」、脈はやや緊張した状態

 ・問診では、最近やることが多く気忙しい様子

 ・切診では、こめかみ〜顎(特に右側)の筋肉のこわばり

⇒無意識の噛みしめ、ストレスによる筋緊張が関係していると考え施術しました。

●施術内容

全身のバランスを整える鍼(水泉、陰谷など)に加えて

 ・こめかみ

 ・顎まわり(前側、横側、後側)

の硬さが強い部分に、細い鍼でやさしく刺激を行い、その間、棒灸で顔まわりをじんわり温め、筋肉のゆるみを促しました。

●施術後の変化

施術後は、

 ・顎が開きやすくなった

 ・かみ合わせの違和感が軽減した

とのことでした。改善してほっとしております。

●今回のポイント

 ・歯そのものの問題だけではない

 ・筋肉の緊張や日常のストレス

が影響していることがあります。そのため、無意識の噛みしめや気が張っている状態が続くと、顎まわりは硬くなりやすくなります。

「なんとなく気になる」といった段階でも、早めにケアすることで楽になることもあります。

もし同じようなお悩みがある方は、はりきゅう速水までお気軽にご相談ください。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

#160 車いすの方への訪問鍼灸で大切にしていること

こんにちは、はりきゅう速水です。

風が強い日が続いていますが、少しずつ暖かさも感じられるようになってきました。
季節の変わり目は、体調の変化が出やすい時期でもあります。

さて、今回は、車いすで生活されている方やケアマネジャーの方やご家族から

「最近むくみが強くなってきた」

「動きが少なくなってきた」

「食欲や元気が落ちてきている」

といったご相談をいただくことが多くあります。

こうした“生活の中の変化”に寄り添うことが、訪問鍼灸の役割だと考えています。

症状に応じた東洋医学的なアプローチ

体の状態に合わせて、以下のようなツボを参考に施術を行っています。

 ・足の浮腫(むくみ)        : 豊隆(ほうりゅう)

 ・足のしびれ           : 太衝(たいしょう)

 ・足にに力が入りにくい、食欲低下 : 足三里(あしさんり)

 ・肩こり、首こり         : 合谷(ごうこく)

これらのツボは、施術だけでなく、ご本人やご家族によるセルフケアとしても活用できます。軽く押したり、温めたりするだけでも、体がゆるみやすくなることがあります。

その日の体調や反応を確認しながら、刺激量も含めて無理のない範囲で調整しています。

訪問だからこその配慮

訪問鍼灸は、ご自宅や施設という生活の場で行うため、環境や体勢に制限がある場合もあります。

そのため施術は無理に進めず、衣服や体の状態を確認しながら、できるだけ負担の少ない方法を選んでいます。また、ご本人の安心感を大切にし、声かけや確認を行いながら施術を進めています。

ケアマネジャー・ご家族の方へ

訪問鍼灸は、病気そのものを治すことだけを目的とするのではなく、
日常生活を少しでも過ごしやすくすることを目的としております。

上に書いた症状以外にも

 ・手の震え(振戦)が減った

 ・以前より言葉が話せる

 ・食欲や睡眠のリズムが整いやすくなる

といった、生活の中での小さな変化を目指しております。

●まとめ

訪問鍼灸の良い点として、まず大きいのは「治療院へ連れて行かなくても、ご自宅や施設で施術を受けられる」という点です。

移動の負担が少ないことで、ご本人だけでなく、ご家族や介助される方の負担軽減にもつながります。

また、普段過ごしている環境の中で施術を行うため、生活の様子を踏まえたより実際的なケアができることも訪問鍼灸の特徴です。

当院では、その方の生活背景を大切にしながら、無理なく取り入れられる形で、少しでも日常が過ごしやすくなるような関わりを大切にしています。ケアマネジャーの方やご家族にとっても、「一度相談してみよう」と思っていただける訪問鍼灸であり続けたいと考えています。

#159 寝たきりの方に鍼灸するとどう変わるのか?

こんばんは、はりきゅう速水です。

ご家族の方や介護に関わる方から、
「寝たきりでも鍼灸って意味ありますか?」
と聞かれることがあります。

正直にお伝えすると、
すぐに劇的な変化が出るものではありません。

また、すべての方に効果が出るとも限りません。

ただ、その中でも
生活の質が少し改善するケースがあるのも事実です。

鍼灸で目指していること

寝たきりの方への鍼灸では、「治す」というよりも

 ・体の緊張を緩める

 ・血流を良くする

 ・意識や反応を少し引き上げる

といった、土台の底上げを目的としています。

実際にあった変化例

 ①言葉の聞き取りが改善したケース

  耳や頭に鍼を週一回ペースで半年間行い、それまで反応が薄かった方が、

  ⇒呼びかけに対して反応しやすくなり

  ⇒言葉は少しずつ聞き取れるようになり、

  ご家族とコミュニケーションがとりやすくなりました。

 ②パーキンソン病の方の変化

  パーキンソン病の方で、意識が落ちている状態が続いていた方に施術したところ

  ⇒施術後に少し意識が稀にはっきりし

  ⇒会話ができる時間が増え

  ⇒わずかに歩行も可能になる場面もありました

なぜこういう変化が起きるのか?

東洋医学の考えとしては、鍼灸を行うことで

 ・気血(呼吸と血流)の巡りが改善する

 ・脳や神経への刺激が入る

 ・身体の反応が引き出される(つぼ刺激による反射など)

と考えます。ただし、これらは個人差があるので、誰しもすぐに改善するとは言えません。

私が大切にしていることは

訪問鍼灸では

①無理に変化を求めすぎない

②小さな変化を大切にする

③ご家族と一緒にみていく

ことを大切にしています。ほんの少しでも、表情がやわらぐ会話ができる反応が増えるといった変化が、ご本人やご家族にとって大きな意味をもつことがあります。少しでもそのお手伝いができたらいいなと思っております。

こういったケアにご興味のある方は、当院までお気軽にご相談ください。

#156 介護 × 鍼灸の共存

おはようございます。はりきゅう速水です。

高齢化が進む中で、「介護」は誰にとっても身近なものになってきました。
介護される側のつらさ、そして介護する側の負担。

その両方に対して、実は「訪問鍼灸」はとても相性の良いケアの一つです。

今回は

 ①訪問鍼灸の親和性

 ②認知症予防

 ③介護者の身体ケア

 ④自宅、介護施設でできるつぼ

について、東洋医学の視点でわかりやすく解説します。

訪問鍼灸の親和性

訪問鍼灸は、通院が難しい方のご自宅に伺い施術を行います。

介護の現場ではこんなお悩みが多くあります

 ・腰や膝の慢性的な痛み

 ・むくみや冷え

 ・不眠や不安感

これらは東洋医学でいうと
「気・血・水の乱れ」や「腎の衰え」と関係しています。鍼灸は、痛みを和らげるだけでなく、体のバランスを整えるため、「生活の質(QOL)」を底上げするサポートができます。

認知症予防と東洋医学

東洋医学では、脳の働きは主に「腎」と「心」が関係すると考えます。

 腎:生命力、記憶力の土台

 心:精神、意識、思考

加齢により「腎」が弱ると、物忘れ、意欲低下が起きやすくなります。鍼灸では、頭部の血流改善、自律神経の調整、睡眠の質向上を通して、結果的に認知機能の低下予防につながることが期待されます。

介護する側の体の負担予防

実は見落とされがちですが、一番疲れているのは介護する側です。

よくある不調として、

 ・腰痛

 ・肩こり

 ・手首の痛み

 ・慢性的な疲労感

東洋医学では、「気虚(エネルギー不足)」、「肝の疲れ(ストレス)」の状態になりやすいです。放置すると、イライラ、睡眠不足、体調不良につながり、結果的に介護の質にも影響します。だからこそ、「介護者のケア」はとても重要になります。

すぐできるツボ3選

自宅で簡単にできるツボを3つご紹介します。

 ・足三里(あしさんり) 膝のお皿の下、指4本分下あたり

  効果としては、体力アップ、胃腸の調子を整える、免疫力サポート、まさに万能のツボです。

 ・合谷(ごうこく) 手の親指と人差し指の間

  効果としては、肩こり、ストレス緩和、痛み全般、押しやすく、日常的に使いやすいツボです。

 ・三陰交(さんいんこう) 内くるぶしから指4本分上

  効果としては、冷え、浮腫、自律神経調整、睡眠の質向上、特に高齢者や女性におすすめです。

※冷えている時は温めて、押すときは痛気持ちいいくらいで、ゆっくり呼吸しながら行いましょう。

●まとめ

介護は「支える側」と「支えられる側」、どちらも大切です。訪問鍼灸は、「痛みの軽減」「体調管理」「心の安定」を通して、介護を支える側、支えられる側どちらもサポートできると思います。

 ・通院が難しい方

 ・ご自宅で安心して施術を受けたい方

 ・介護中のご家族のケアも含めて相談したい方

こうした方に向けて、無理のない形でサポートしています。

「まずは話だけ聞いてみたい」というご相談も大丈夫です。「これって鍼灸でできるの?」という段階でも大丈夫です。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

#154 鍼灸師として10年、そしてこれから

おはようございます。はりきゅう速水です。

4月を迎え、おかげさまで鍼灸師として10年が経ちました。

振り返ると、これまで多くの患者さんと出会い、さまざまな経験をさせていただきました。うまくいったこともあれば、悩みながら試行錯誤してきたこともあり、その一つ一つが今の自分の土台になっていると感じています。

北海道に帰ってきた当時、ほぼ寝たきりだった母が、少しずつ回復し、今では車いすや歩行器で動けるまでになりました。その過程に関われたことは大きな経験であり、鍼灸の力や可能性を実感するきっかけにもなりました。

訪問鍼灸はご自宅での生活に寄り添いながら施術を行う中で、体だけでなく日々の過ごし方や気持ちの変化にも触れる機会が多くあります。その中で、鍼灸の役割の広さや大切さを改めて感じています。また、これはとても現実的で、ときに受け止めるのが難しいことでもありますが、よくなっていく患者さんがいる一方で、病気や寿命によってお別れをする方もいらっしゃいます。その一つ一つの経験を通して、限られた時間の中で何ができるのか、どのように関わることが大切なのかを考えさせられてきました。

10年という節目ではありますが、まだまだ学ぶことばかりです。これからも一人ひとりの状態に合わせた施術を心がけながら、少しでも安心して過ごしていただけるよう努めていきたいと思います。

また、訪問鍼灸を必要としている方にしっかりと届くよう、これまで以上に力を入れて取り組んでいきたいと考えています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

#144 あれから15年

こんにちは、はりきゅう速水です。

本日は3/11、15年前に東日本大震災が起きた日です。あの日から年月は経ちましたが、震災の記憶や体験は、今でも覚えています。

当時、私はSE(システムエンジニア)としてお台場で働いており、地震後の火災などに巻き込まれて、生きていて運がよかったなと思っています。あの時があったから、人のためにできることはないかという思いが芽生え、鍼灸師として頑張ろうと決意した要因の一つになりました。

強い出来事やストレスは、時間が経ってから体の不調として現れます。例えば

・寝付けない、眠りが浅い

・頭痛

・不安感、動悸

・体の緊張

などの症状が現れ、これは「心」の影響から「身」に影響していることを指しています。

鍼灸は、「身」にアプローチして、「心」にも影響を与えます。

●つぼとしては

神門穴(しんもんけつ)・・・手のひら側の手首の横じわの上で、小指側の少しくぼみがあるところです。

内関穴(ないかんけつ)・・・手のひら側の手首のシワから指3本分ヒジ側に移動した位置にあります。

気海穴(きかいけつ)・・・・気海はおへそから指2本分下の位置にあります。

●セルフケアとしては

・深呼吸しながら、上記のツボを押す

・温かいお茶を飲む

・肩や首をかるく回す

●最後に

過去を思い出す日であると同時に、心と身(体)の健康について考える日であるかもしれません。日々頑張っている体を、少しだけ労わる時間を作ってみてはいかがでしょうか。鍼灸も、心身のケアの一つとしてお役に立てればと思います。

#143 お茶と鍼灸

おはようございます。はりきゅう速水です。

3月になると少しずつ暖かくなり、春の気配を感じるようになります。
一方でこの時期は、寒暖差や環境の変化が多く、体調を崩しやすい季節でもあります。

東洋医学では、春は「肝」の働きが関係する季節と考えられており、
自律神経のバランスが乱れやすくなります。

そのため

・なんとなくイライラする
・眠りが浅い
・目が疲れる
・体がだるい

といった症状が出る方も少なくありません。

そんな春の養生として、日常で取り入れやすいのが 「お茶」 です。

●春におすすめのお茶

春は体の「気」を巡らせることが大切です。
香りのよいお茶は、気分を落ち着けたりリラックスする効果が期待できます。

例えば

緑茶
気分をリフレッシュさせたい時におすすめです。

ほうじ茶
刺激が少なく、体をやさしく温めます。

ハーブティー(カモミールなど)
リラックスしたい時や就寝前に向いています。

忙しい毎日の中でも、
一杯のお茶をゆっくり飲む時間を作るだけで、心と体は少し落ち着きます。


●鍼灸とお茶の共通点

鍼灸もお茶も、どちらも 体をゆっくり整えていくケア です。

体の巡りを整えたり、
自律神経のバランスを整えたりすることで、
不調が出にくい体づくりにつながります。

特に季節の変わり目は

・不眠
・肩こり
・食欲低下
・だるさ

などの相談が増える時期でもあります。

鍼灸では、このような体調の変化をやさしく整えるサポートをしています。


●介護の現場でも

ケアマネジャーさんやヘルパーさんの現場でも、
春は利用者さんの体調が変わりやすい季節です。

例えば

・眠りが浅くなる
・食欲が落ちる
・イライラや不安が増える

といった変化が見られることがあります。

そんな時、
温かいお茶をゆっくり飲む時間を作るだけでも、
気持ちが落ち着くことがあります。

小さなケアの積み重ねが、体調の安定につながることも少なくありません。


●最後に

季節の変わり目は、無理をせず、
体をやさしく整えることが大切です。

温かいお茶でひと息つく時間を作りながら、
春を少しずつ過ごしていきましょう。

体調の変化や気になる症状がありましたら、
鍼灸でのケアについてもお気軽にご相談ください。

#141 なぜ緊張するのか

こんにちは、はりきゅう速水です。

この時期は、受験シーズンだったり、就職などで面接をおこなってたりしていると思われます。そしていつも「緊張」がついてきます。

私もかなり緊張しやすいタイプでして、いつもドキドキしながら神楽を舞ったり、人前で鍼灸を解説したりしています。

そもそも緊張とは何なの?なのか、そして、なぜ緊張が起こるのか?

東洋医学的に解説できる限り書いてみます(補足や訂正していただけると助かります)

緊張すると体は、心臓がドキドキして、呼吸が早くなりこと血流量をあげています。また、筋肉が硬くなることで自分自身を守るなどが起きます。それは適度な緊張感の場合になります。

過度の緊張(過緊張)とは、先ほど記載した状態が過剰に起こっている状態を指します。緊張状態の頻度が多い、長引く、ミスが許されない状況など状況による緊張により、過緊張がおこります。このような交感神経が優位な状況が必要以上に長く続くことが原因となります。交感神経が優位になり過ぎることで、興奮状態が続き、自律神経失調症、高血圧症、不安神経症、不眠症、うつ病、パニック障害などが起こります。

東洋医学で考えると、五臓の「肝」が「緊張」と関係しております。肝は身体機能の調節、情緒を安定させる臓腑で、筋肉や関節の運動を調節することもします。そして、「肝」の他に、意識や精神活動を主る「心」の機能が乱れて過緊張が起こります。

・肝気鬱滞(かんきうったい) の過緊張 ⇒ もともとイライラしやすくて、刺激が敏感になりやすい傾向で、緊張が高まりやすい ⇒ 太衝穴(たいしょう)の刺激、適度の運動

・肝火 の過緊張 ⇒ 肝気鬱滞よりさらに熱が帯びた状態。顔面紅潮、不眠やヒステリーなども起こります ⇒ 太衝穴の刺激、四逆散などの服用、汗をかける運動

・肝血虚 の過緊張 ⇒ ふらふら眩暈がする方。循環血流量や栄養障害により、自律神経系が失調し、緊張するまでの閾値が低い。 ⇒ 期門穴(きもん)、血海穴の刺激。柴胡加竜骨牡蛎湯などの服用。

・肝陽上亢 の過緊張 ⇒ 肝血虚に熱がプラスされた状態。のぼせ、頭痛、怒りっぽいの症状が出やすい。 ⇒ 六味地黄丸、杞菊地黄丸の服用

・肝陽化風 の過緊張 ⇒ 肝陽上亢がさらに筋肉まで影響してい、震え、引きつり、めまい、ふらつきなどの症状が出やすい。 ⇒ 抑肝散などの服用

・心火 の過緊張 ⇒ 心が過度の刺激を受けて、熱を帯びた状態。焦りを感じやすく、不安で落ち着きがない。不眠などの症状が出やすい。 ⇒ 神門穴の刺激。黄連解毒湯などの服用

・心腎不交 の過緊張 ⇒ 心火にさらに腎の陰液が傷耗している状態。過労、不節制、緊張する場面が継続する場合はこの症状になります。 ⇒ 知柏地黄丸などの服用

・心血虚 の過緊張 ⇒ 過度の心労や、思い悩み過ぎ、過労が続くことで心に負担がかかり、心血が傷耗して不安になり易くなります。 ⇒ 内関穴の刺激、甘麦大棗湯などの服用。

など、緊張する場面や頻度、普段の生活リズムによって、上記の証が変わります。漢方の場合は漢方医に証を診ていただけるとその人にあった漢方を処方されると思われます。私の場合は鍼灸師なので、その人にあったツボをつかったり、養生方をお伝えします。

セルフケアとして、普段から呼吸をゆっくりしてみる、たまに脱力してみる、姿勢を気にしてみるなどがあります。手首内側から肘側にむかって、指三本分の上にある「内関(ないかん」のつぼを押しながら深呼吸してみてください

#140 健康維持に

こんにちは、はりきゅう速水です。

最近、「健康維持や向上するために何をしたらいいのですか?」という質問を受け、自分なりの考えをお伝えしましたが、よくよく考えて、何をもって健康と為すか?と深く悩み、ここで整理したいなと思います。

そもそも、「健康とは?」を調べると、中国の古典『易経』の「健体康心」といわれています。「健体康心」は書き下しで掻くと「体が健(すこ)やかで、心が康(やす)らか」になります。

「健やか」→ からだが上部で元気な様。

「康らか」→ 落ち着ける様。心配事もなく、心の穏やかな様。

となっております。

私がお伝えしたのが、体のみアプローチした方法だけだったので、心が落ち着けるようになるようなアドバイスができたらよかったんだなと反省

●体を健やかにする方法

 ①散歩  ②スクワットやプランク  ③疲れたら寝る

●心を落ち着かせる方法

 ①心を安定させる食材(棗、ゆり根、黒豆)   ②香り(陳皮や柑橘系、桂皮(シナモン)、ラベンダー)  ③深呼吸

また、Tarzanさんの特別編集で、「実は、カラダに悪いこと[増補版]」を購入して読んで、「え?本当にこれもNGなの?」みたいな項目がたくさんありました。みなさんも健康について考えてみてはいかがでしょうか?

「参考文献」

・実は、カラダに悪いこと[増補版] マガジンハウス著

#139 立春

こんばんは、はりきゅう速水です。

今日(2/4)あたりが立春になります。立春は冬から春に変わる日と謂われています。冬に眠っていた動物は冬眠から覚めて、草花は地面から顔を出し始める頃です。

旧暦だと立春が一年の始まりとされています。前日の節分は、旧暦の新しい年に鬼が来ないように豆まきをして、年の数だけ豆をつかんで食べると一年中健康になるという言い伝えがあります。

他にも、立春朝搾り(日本酒)や、立春大吉のお札などありますが、どれも邪気を防ぎ、一年の平穏を願う意味があります。

簡単にできる「立春に行うと良いこと」はこちらです

 ●新しいことをはじめる(立春は運気の切り替えとされるため、目標設定や新しい挑戦を始めるには適しています)

 ●掃除、整理整頓(立春で新しい運気を迎えるために、家の中も整えると◎)

 ●神社・仏閣へ参拝

 ●足三里、三陰交、太衝、肝兪へ灸かマッサージ

北海道は雪ばっかりなので、まだ春らしさは見えませんが、体は春に向かって変わっていくので心身ともにケアは大事になります

「参考文献」

・心も体もととのう漢方の暮らし365日 川手鮎子著