こんばんは、はりきゅう速水です。
ご家族の方や介護に関わる方から、
「寝たきりでも鍼灸って意味ありますか?」
と聞かれることがあります。
正直にお伝えすると、
すぐに劇的な変化が出るものではありません。
また、すべての方に効果が出るとも限りません。
ただ、その中でも
生活の質が少し改善するケースがあるのも事実です。
●鍼灸で目指していること
寝たきりの方への鍼灸では、「治す」というよりも
・体の緊張を緩める
・血流を良くする
・意識や反応を少し引き上げる
といった、土台の底上げを目的としています。
●実際にあった変化例
①言葉の聞き取りが改善したケース
耳や頭に鍼を週一回ペースで半年間行い、それまで反応が薄かった方が、
⇒呼びかけに対して反応しやすくなり
⇒言葉は少しずつ聞き取れるようになり、
ご家族とコミュニケーションがとりやすくなりました。
②パーキンソン病の方の変化
パーキンソン病の方で、意識が落ちている状態が続いていた方に施術したところ
⇒施術後に少し意識が稀にはっきりし
⇒会話ができる時間が増え
⇒わずかに歩行も可能になる場面もありました
●なぜこういう変化が起きるのか?
東洋医学の考えとしては、鍼灸を行うことで
・気血(呼吸と血流)の巡りが改善する
・脳や神経への刺激が入る
・身体の反応が引き出される(つぼ刺激による反射など)
と考えます。ただし、これらは個人差があるので、誰しもすぐに改善するとは言えません。
●私が大切にしていることは
訪問鍼灸では
①無理に変化を求めすぎない
②小さな変化を大切にする
③ご家族と一緒にみていく
ことを大切にしています。ほんの少しでも、表情がやわらぐ、会話ができる、反応が増えるといった変化が、ご本人やご家族にとって大きな意味をもつことがあります。少しでもそのお手伝いができたらいいなと思っております。
こういったケアにご興味のある方は、当院までお気軽にご相談ください。