#100 循環器系の病気の手当て①-高血圧、低血圧、貧血篇

こんばんは、はりきゅう速水です。

ついに、ブログ#100まで来ました(ペースは遅いですけどね)。ことこつ頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

今回は、「循環器系の病気に対する手当て法① 高血圧、低血圧、貧血篇」になります

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなく、まずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① 高血圧の場合

  ・現代だと、最高血圧が130以上、最低血圧85以上を高血圧と言いますが、本当にそうか?と言われるとなんとも・・・。昔はもっと高い数値(最高血圧160以上、最低血圧95以上)を高血圧としてました。一般的に精力的で、バリバリ仕事をするタイプが多いようです。また働きもするが精神面でイライラ、不平不満が多くなると神経を圧迫し、細胞の働きも悪く硬化しやすくなり、血圧をあげる要因になっていきます。高血圧の状態が長く続くと、血管障害が起こり、脳卒中、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎不全などの合併症を起こすこともあるので要注意です。このタイプは肩こり、めまい、頭痛、耳鳴り、疲労感などが現れる。

  ・食療法は、海藻類、根菜類、玄米が何といっても一番です。玄米菜食の自然食を実行すると早く治ります。

  ・主食:半つき米、玄米ご飯、玄米黒豆ご飯、玄米小豆ご飯、玄米はと麦ご飯、玄米餅、きび、あわ、ひえのどれか。ご飯には必ず、すりごまふりかけ(黒ごまを炒り塩(自然塩)でうす味をつける)をたっぷりかけて食べてこと。

  ・副食:人参、ごぼう、レンコンなどの根菜類、大根、ジャガイモ、らっきょう、玉ねぎ、セロリ、ピーマン、パセリ、かぼちゃなど主体にする。肉食を多くしたい人は果物、トマト、瓜類、生野菜などを多めにとると硬化した細胞を中和することにもなる。

  ・飲み物:ビワ茶、すぎな茶、野草茶(ドクダミ、ゲンノショウコ、ハブ草の実、イチョウの葉など)、ヨモギの青汁を毎日盃一、二杯位ずつ飲む。

  ・禁ずるもの:肉類、油っこい魚、白砂糖、砂糖入りの加工品、アルコール類、刺激物一切、化学酢使用の酢の物(梅酢、自然醸造酢はOK)、食品添加物入りの加工食品、間食

  ・手当法:肝臓と腎臓をこんにゃく湿布または生姜湯の湿布をする。高血圧で頭が痛いときはすぎな、又はビワの葉を生のままあてて湿布する。肝、腎にも同様に湿布する。手当(湿布)してからの入浴は控えること

  ・お灸として、ツボではないが2か所紹介。a.足の親指先爪先から4㎜離れた所、b.土踏まずの中央(両方とも毎日3壮お灸するとよい)

 

 

 

② 低血圧の場合

  ・お腹と腰を生姜湿布する。入浴は全浴でなく、腰湯にするとよい。足浴法で足を温めるのもよい。臍ににんにくの温灸をするのもよい。ビワの葉温灸療法も全身が温まり、血行を促す効果があります。肝、腎、脾のこんにゃく湿布。腹筋を強くして、血行を整える運動をするとよい。足の三里にお灸もよい。

  

  ・ビワ葉エッセンスは非常によい

  ・みそ、しょうゆ、梅干、みそ漬けなどの古いもの程よい。又、納豆もよい。玄米餅のつけ焼きや雑煮、精白しない穀類は大変よい。この穀類をから炒りしてから煮たり焼いたりするのは消化吸収を助け腸の働きを強めるので非常によい。人参、ごぼう、れんこん、にら、みつば、春菊、せり、なずな、よもぎ、ふきのとう、かぼちゃ、じゃがいも、えび、しじみなど特によい。夏の暑い盛りにトマトやキュウリを食べると血行をうながし、血色をよくするが、冬は冷えるので注意。

 

 

 

③ 貧血の場合

  ・ほとんど胃腸障害といってもいい位で、ことに腸が悪い。細胞に酸素が不足するのでストレスに対する抵抗力が弱く神経過敏、胃潰瘍、十二指腸潰瘍になり易く、体内のイオン化も弱いので胆嚢炎、腎臓結石、膀胱結石などになり易く、体力の老化を早めてしまうので生活習慣病、慢性病の大きな原因になります。

  ・臍を中心としたところに胃腸の働きに関係のある自律神経があります。これが失調しているので栄養が吸収されにくく、赤血球のヘモグロビンが減って細胞に酸素を送れず、酸素不足を起こします。

  ・手当法:お腹と腰を生姜湿布、足浴して足を温めるのもよい。腰湯をするのもよい方法です。臍を中心にしたニンニク臍灸などもよい。長湯はだめ、ぬるい湯にさっと入るか腰湯。ビワの葉温灸療法は非常によい。気長にすること。肝、腎、脾のこんにゃく湿布。

  ・食薬:梅肉エキス、エゾウコギエキス、よもぎエキスもよい。梅干しに自然醸造のしょうゆを一~二滴たらし、熱い番茶か健康茶又は熱湯を六分目位注いで飲むとよい。新陳代謝を盛んにして胃腸の働きを助けるので風邪ひきの予防にもよい。

  ・お風呂に入るとだるくなる人、湯づかれする人、冷え性の人などは、入浴前に上記の飲み物を飲むとよく、又、夜寝る前に熱いところを飲んで休むとよい。

  ・みそ、しょうゆ、自然塩で調味。白砂糖をやめる。腸の働きを助けるために発酵食品(たくあん、みそ漬け、梅干、納豆など)を毎日少量ずつ。玄米餅つけ焼き、焼き餅雑煮、未精白穀類を主食。青菜、にら、人参、黒ごま(黒ごま大さじ3杯位毎日食べる)、タンパク質は豆類、麩、木の実など、動物性が多いと逆効果。海藻は毎日少しずつ食べる。

  ・注意すること:身体を冷やすものは害になるので注意。夏の暑い盛りでもナス、トマト、キュウリ、マクワウリ、スイカなど食べすぎないようにする。涼しくなってからは特に甘いもの、果物、瓜類、ナス、生野菜等あまり多くとらぬようにする。よく噛んで腹八分目にしてお腹にゆとりをもって生活すること。

 

 

今回はここまでです。

高血圧の数値設定(最高血圧が130以上、最低血圧85以上)は、個人の意見としては低いかなと思います。この数値で降圧剤を摂取し続けると血流が悪くなり、癌になり易くなります。病気があって、高血圧は処置した方がいいと思いますが、根本治療をしないとずっと対処療法になってしまいますので、原因の見定め、体質改善していった方が近道だと思います。

 もちろん、体質改善って言うのは簡単ですが、実行するととても大変です。(意思の継続など)並大抵の精神力が必要になります。なにせ、すぐに結果が出るわけではないので不安がつのります。そんな中、続けるのは自分だけでなく、まわりの協力者、理解者も必要になります。

 

 手当てはあくまで、その場の対処療法です。基本は根本治療を目指してみてください。

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修