#159 寝たきりの方に鍼灸するとどう変わるのか?

こんばんは、はりきゅう速水です。

ご家族の方や介護に関わる方から、
「寝たきりでも鍼灸って意味ありますか?」
と聞かれることがあります。

正直にお伝えすると、
すぐに劇的な変化が出るものではありません。

また、すべての方に効果が出るとも限りません。

ただ、その中でも
生活の質が少し改善するケースがあるのも事実です。

鍼灸で目指していること

寝たきりの方への鍼灸では、「治す」というよりも

 ・体の緊張を緩める

 ・血流を良くする

 ・意識や反応を少し引き上げる

といった、土台の底上げを目的としています。

実際にあった変化例

 ①言葉の聞き取りが改善したケース

  耳や頭に鍼を週一回ペースで半年間行い、それまで反応が薄かった方が、

  ⇒呼びかけに対して反応しやすくなり

  ⇒言葉は少しずつ聞き取れるようになり、

  ご家族とコミュニケーションがとりやすくなりました。

 ②パーキンソン病の方の変化

  パーキンソン病の方で、意識が落ちている状態が続いていた方に施術したところ

  ⇒施術後に少し意識が稀にはっきりし

  ⇒会話ができる時間が増え

  ⇒わずかに歩行も可能になる場面もありました

なぜこういう変化が起きるのか?

東洋医学の考えとしては、鍼灸を行うことで

 ・気血(呼吸と血流)の巡りが改善する

 ・脳や神経への刺激が入る

 ・身体の反応が引き出される(つぼ刺激による反射など)

と考えます。ただし、これらは個人差があるので、誰しもすぐに改善するとは言えません。

私が大切にしていることは

訪問鍼灸では

①無理に変化を求めすぎない

②小さな変化を大切にする

③ご家族と一緒にみていく

ことを大切にしています。ほんの少しでも、表情がやわらぐ会話ができる反応が増えるといった変化が、ご本人やご家族にとって大きな意味をもつことがあります。少しでもそのお手伝いができたらいいなと思っております。

こういったケアにご興味のある方は、当院までお気軽にご相談ください。

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