#123 5月のお休み(2025年)

いつも、はりきゅう速水をご利用していただきありがとうございます🤗

5月といえば『五月病』休み明けのだるさや疲れ、精神的な落ち込みなどを訴える方が増えます。

春の土用は4月下旬〜GW明けぐらいなのでその時期は心身が次の季節に適応するため、多くのエネルギーを消耗します。

土用には『壊して再生させる』という意味があります。なので、春の土用は「春という季節を壊して夏を作る時期」になります。

なので、養生としては

・ボリュームのあるものは控える

・脂が多いのものは控える

・足三里のつぼを押す

などがあります

さて、5月のお休みはこちらです

・5/3(土)〜5/5(月)

・日曜日

※あとは通常通りです(緊急時も要望あれば伺います。その際、別途料金がかかる場合があります)

※交通事情により予定が変わることもありますのでご了承願います

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#122 東洋医学の解説(症状別の解説とケア 『冷え性』)

東洋医学の解説症状別の解説とケア 冷え性

今回から症状を東洋医学からみた解説とケア方法を書いていきます今回は「冷え性」

・冷え性の原因

・各冷え性の原因から対応できること

を挙げております

自分がどのタイプの冷え性なのか?を知るポイントとしては

・各原因のポイントに当てはまるか確認してみる

・鍼灸師に聞く

などがあります

解釈に誤りがある時もありますので、その際はご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします😊

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#121 施術の前後比較(浮腫)

施術の前後比較(浮腫)

今回は施術前後を比較してみました

施術時間は約50分

施術後の写真は3日後に撮った写真になります。まだ、施術再開して日が浅いのでさほど変化はありませんが患者さんの話によると、施術後の翌日に浮腫の改善がみられたそうです

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愁訴   :浮腫

施術内容 :足の甲、足首、大腿に鍼と灸、リンパドレナージ

原因   :(今回の患者さんの場合)心臓への負担、足の筋力不足

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浮腫は、全身性浮腫と局所性浮腫           

①心臓病(心不全に伴う浮腫)

②腎臓病(腎炎、腎不全に伴う浮腫)

③肝臓病(肝硬変に浮腫(腹水))        

④内分泌性浮腫(甲状腺機能低下に伴う浮腫)

⑤栄養障害性浮腫             

⑥薬剤性浮腫               

⑦妊娠に伴う浮腫             

⑧特発性浮腫(原因不明)

東洋医学の浮腫は、

①水腫、②痰飲、③腎の津液の乾燥

①水腫 ・・・ 水腫その本は腎にあり、その末は肺にありといわれ、肺気の虚と腎の陰虚に起こる病気で、皮膚表面に水が多くなる

②痰飲 ・・・ 脾が虚したために胃腸での水の吸収が悪くなったために停滞する水のこと

③腎の津液の乾燥・・・腎の津液の乾燥をすると同時に脾胃に熱が波及し、津液が製造できないばかりか、津液を吸収し過ぎて腎に送れなくなり、脾腎が虚すときは腫脹をなす

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浮腫には :失眠(しつみん)          

ツボの場所:足の裏側、かかとの中央の少し凹んだところ。分かりにくい時はGoogle検索していただけると場所が分かりやすいです        

効果   :不眠、浮腫、下半身の冷え、膝関節痛∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆

浮腫は体内に余計な水分がある状態で血液やリンパに滞った水分が体内に沁み出ることで起こります。

まず、どこが浮腫んでいるか全身、下半身、顔、腹など場所によって原因も少し変わります冷えや血行不良は浮腫になりやすいので

・血流をよくする(歩く、足の指を動かす、マッサージ)

・体を冷やさない

・睡眠

・過食しない

がセルフケアのポイントです

動けなくても、せめて、足の指→足首→下肢の順に動かすと改善の兆しがみられます 

p.s 今回の投稿に協力していただいた患者さんに感謝しております😊 

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#120 本日の養生(養生訓 五官 1)

本日の養生養生訓 五官 1

養生訓 五官 についてとりあげます

・養生訓 五官 こころはからだの主君

・養生訓 五官 部屋の向きや明るさ

・養生訓 五官 部屋と器

・養生訓 五官 寝る姿勢

※内容が似ている項目は省きます

(補足)

そもそも、五官とは人間のもつ5つの感覚用器官を指します。目、舌、口、鼻、耳になりますその五官を補う養生について、ここでは説かれています

・こころはからだの主君→五官が正しく動くためには、こころの状態が穏やかでリラックスしていることが大切です

・部屋の向きや明るさ→これは五官のうち、目(視覚)について述べています。五官の働きは、過度も過少な状態はよくありません。つまり、明るすぎることも暗すぎることもよくないです

・部屋と器→身の回りのものは、つねに清潔であることが一番大切なのであり、華美である必要はありません。また、風は気を乱し、病気の原因となります。

・寝る姿勢→仰臥位で寝ることによって、気道が塞がれやすくなる人がいます。とくに舌が大きい人や、肥満傾向のある人が仰臥位でねると、気道がふさがれ、いびきや無呼吸症の原因になります。

【参考資料】 ・養生訓 貝原益軒著 #はりきゅう速水#お灸 #棒灸 #台座灸#鍼 #はり #美容鍼 もやっています#訪問鍼灸 #札幌 #北広島#鍼灸師 #古典鍼灸 #東洋医学 #養生法 #本日の養生#養生訓 #貝原益軒#ゆるくいきましょ@harikyuhayamiwk

#119 Instagramの記事もこちらでも載せます

こんにちは、はりきゅう速水です。HPでもInstagramの記事を載せてみます(試験的に)現在は、更新しやすいInstagram(@harikyuhayamiwk)にて運営しております。

・「本日の養生」 → こちらは、江戸時代に書かれた『養生訓』をもとに、養生について解説、補足をしております。

・「施術の前後比較」 → こちらは、比較がしやすいものに限りますが、施術前、施術後を写真比較をしております。また、どうゆう施術内容、主訴の原因、東洋医学解説、セルフケアなど記載しております。

・「東洋医学の解説」 → こちらは、東洋医学について解説しております。

・「お知らせ」    → こちらは、月単位のお休みの日付、その他のお知らせを記載しております。

・「お灸教室」(動画)→ テーマを設けて、「〇〇についての東洋医学解説、そして、つぼの解説」をしております

訪問鍼灸がメインなので、あまり更新頻度は少ないですが、日々の生活に役立てるような情報を共有できたらいいなと思います

#118 追加しました

お久しぶりです。今知ったんですが、最後に更新したのが一年前(笑)HPの構成がサーバーの更新によって、バラバラになっていたので、再調整しつつ2点ほど追加しました。

 ● リンク先 ( Facebook , instagram , mail )

 ● 『今週の空き状況』

今週の空き状況は、Facebook、instagramのストーリーに流したものをHPの画面に貼り付けますので、予約する際にはそちらを参考にしていただけると助かります。(緊急の場合、記載時間以外の予約は要相談)

今後とも、よろしくお願いします

#117 呼吸器系の病気の手当て②-気管支炎、ぜんそく、肺炎篇

こんばんは、はりきゅう速水です

たまには連日になりますがブログ投稿しようと思います。そして、久しぶりの手当て法になります。



さて、今回は、「呼吸器系の病気の手当て②-気管支炎、ぜんそく、肺炎篇」になります

呼吸器系の病気の手当て①は以前投稿しましたが、今回は第2弾になります。仮に該当する症状がある場合は、自分のできることを参考にしてみてはいかがでしょうか

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなくまずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① 気管支炎の場合

  ・急性の気管支炎は、熱とせきと頭痛を伴い、食欲が減ります。熱を下げるには、しいたけとれんこんをいれた玄米スープが良いです。また、ゆきのしたの青汁を飲むのも良いです。胸が痛むときは、からしの湿布を一度だけして、あと芋パスタを貼ると良いです。飲み物としては、玄米茶・番茶・ビワ茶・スギナ茶・食欲がない時はしょうゆ番茶がおすすめです。

  ・慢性の気管支炎は、熱はでません。のどから気管の方に炎症は浸潤しましょう。のどが腫れたときは、 芋パスタ を巻いておきます。咳が止まらない時でも喉の他に胸に貼るといいです。里芋がない季節の場合は、ジャガイモでも代用可能です。またビワの葉温灸法も効果があります。慢性化したものはいますぐ治るものではないので根気よく続けましょう。

 

② ぜんそくの場合

  ・ぜんそくもすぐには治るものではないので、食養法や手当法をつづけるのが治る手立てになると思います。

  ・手当法:れんこんおろしにしょうがおろしを少々まぜて、塩と黒砂糖少々いれて熱湯をそそぎ、くず湯のようにして一日二~三回飲むとよいです。はげしい場合はれんこんのしぼり汁ばかり盃一杯位飲むとよいです。しょうがの汁を背中にすりこみマッサージするのも良いです。

  ・食事法:よく噛んで口の中でドロドロにして流し込むような食べ方をしてみましょう。主食は玄米・半つき米・純良の日本そば、副食はふきのとうの佃煮、レンコンと海藻の料理もよいです。

 

 

③ 肺炎の場合

  ・急性肺炎(クループ性肺炎)の場合、急性肺炎は猛烈な高温なので、普段安静にして室内温度を適度にして氷で冷やすのが、まずできることです。ゆきのしたの青汁と豆腐パスタ―を30分おきに取りかえながら解熱を待つのが手当法として記載されています。(緊急性の場合は病院へ)せきどめの手当法としては、大根おろし盃半杯、レンコンおろし盃半杯、生姜おろし小さじ半杯、自然醸造しょうゆ適宣、熱湯一カップ程注いで一日2回飲みましょう。食事はうすあじに調理し、平熱になったらせきどめの手当法はやめて大丈夫です。

  ・慢性肺炎(カタール性肺炎)の場合、一度だけからしの湿布、その後は豆腐パスタをして、解熱したら芋パスタに切り替えましょう。いずれも胸にします。頭痛の場合は、梅干の果肉をガーゼにのばして額とこめかみにあたるように貼り、油紙をして包帯で巻いておきます。口の渇きは、玄米の重湯か玄米茶に梅干しをいれて飲むと良いでしょう。

  ・禁食:肉類、赤みの魚、甘味品、刺激物、清涼飲料水、コーヒー、紅茶

 

 

 

今回はここまです。症状がつらいと気持ちも落ち込んだりしやすくなりますので、こつこつできるマインドセットも必要になります。

あくまで、できることを実践してみてください。

 

 

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修

からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て 新訂版  大森一慧 著

#116 季節と五つの味、五つの色

こんばんは、はりきゅう速水です

夜にもなると北海道も一けた台の気温となり寒くなってきましたね。全国的にも秋になり気温や気候が変わり、体調の変化もでてきます

東洋医学では、季節によって健康によい味と、よい色というのがあります(他にもありますがそれは後日)

東洋医学では季節は五つに分類してましてそれがこちらです。そして、その季節にあう味と色を紹介します。ただし、その味だけとれば良いというわけではないです。また、その味をとりすぎると関係する臓が亢進しすぎて逆に疲れる臓もあります。その時は違う味を記載しますのでご確認くださいヽ(゚∀゚)ノ

 『春』 ・・・・・・疲れたなと感じる場合  ⇒ 酸味、青色の食べ物

           それでも体調があがらない⇒ 甘味、黄色の食べ物

 

 

 『夏』 ・・・・・・疲れたなと感じる場合  ⇒ 苦味、赤色の食べ物

           それでも体調があがらない⇒ 辛味、白色の食べ物

 

 

 『長夏』(土用の日)・・疲れたなと感じる場合 ⇒ 甘味、黄色の食べ物

           それでも体調があがらない⇒ 塩味、黒色の食べ物

 

 

 『秋』 ・・・・・・・疲れたなと感じる場合 ⇒ 辛味、白色の食べ物

           それでも体調があがらない⇒ 酸味、青色の食べ物

 

 

 『冬』 ・・・・・・・疲れたなと感じる場合 ⇒ 塩味、黒色の食べ物

           それでも体調があがらない⇒ 苦味、赤色の食べ物

 

 

 

  

そして、季節関係なく食べる際に肝心なのは『よく噛むこと』です。私のブログでは、毎度書いていますが、なぜそこまで必要なのかまでは記載していなかったので今回は引用させていただきました。

噛むことのメリット(特に2,3,4,8がポイントです)

1 食べ過ぎの心配がなくなり、少量で満腹になりますので肥満予防に役立つ。さらには代謝効率も上がり、脂肪分解、体重の減少が期待できる。
2 脳に適度な刺激を送ることができ、頭が良くなる。ボケが防げる。
3 糖尿病の症状を改善するホルモンが分泌される。
4 唾液に含まれる色々なホルモンや酵素が、老化防止、若返りに役立つ。
5 口の中の自浄作用が高まり、虫歯や歯周病、口臭の予防になる。
6 歯や歯茎が丈夫になる。歯並びが良くなる。顎が発達し顔の表情が豊かになる。発音がしっかりする。
7 脊柱を正しく保ち、骨盤の発育不全を防ぐ。
8 食物の毒性を低下させ、発ガン物質を消す。
9 胃腸の働きを助け、便秘を予防する。

 

 

東洋医学は難しいイメージがありますが、シンプルな考え方もありますので、少しずつ載せていきます(^∀^)

 

 

 

「参考文献」

心も体もととのう漢方の暮らし365日  川手鮎子 著

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修

その42. よく噛むとガンが消える!~老化防止は噛むことから~

#115 10月ですね

お久しぶりです。はりきゅう速水です

あれよあれよと4か月ブログ更新をさぼってました(´ ∀ `;)もう北海道は寒くなってきましたね。夜になれば10°以下です。寒くなってきましたね~。

北海道の場合は、夏と秋が短く、これから長い冬が到来してきます。気候が変わると体調も変わります

秋になると、「乾燥」からの「肌荒れ」、「気分がおちこむ」など

冬になると、「冷え」からの「腰痛」、「固定痛」など

上記の予防として、こういう養生方やツボを紹介します

① 「りんご」や「梨」を食べる

 身体にこもった熱をとり、喉をうるおし、咳を止めたり、肌を潤してきれいにするなどの効果があります。

② ツボの紹介

 冷えを改善するツボ「太渓(たいけい)」、「合谷(ごうこく)」、「膈兪(かくゆ)」

太渓(たいけい) ・・・ 内くるぶしとアキレス腱の間の凹み

合谷(ごうこく) ・・・ 手の甲の、親指と人さし指の骨の交わったところ凹んだ所

膈兪(かくゆ) ・・・ 胸椎7番目の高さ、肩甲骨の下の端と同じ高さ、背骨から外側へ2本横の場所

ツボの刺激の仕方は少しずつ、ゆっくりと押す、膈兪に関しては、テニスボールを使うといいですよ、または温める

雪が降る前にからだをならすといいと思います。

#114 婦人に関する病気の手当て②-子宮筋腫、月経困難、不妊症、更年期障害篇

こんばんは、はりきゅう速水です

6月になりましたね。そして、ブログをさぼってしまいすみませんでした。最近はInstagramの投稿を試みてていまして、そちらに重きをおいたら、こちらを手付かずの状態になりました(汗)なかなか並行してやるのはできないので、ご了承くださいませ。

今回は、「婦人に関する病気に対する手当て法② 子宮筋腫、月経困難、不妊症、更年期障害篇」になります

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです。また、婦人系の項目に「#104 婦人に関する病気の手当て①-産前産後の食養生、つわり、乳腺炎篇」もありますので、併せて読んでいただけると理解が深まります。

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなくまずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① 子宮筋腫の食養生

  ・まずは心を開いて自然に感謝し、手当てや食事も楽しみつつできるように、精神面からのアプローチもいいと思います

  ・熱があって痛む時は氷で冷やさず、芋パスタビワの葉パスタを一~二時間おきに取り換えるといいです。熱がなく痛みのある場合は、芋パスタ の上から焼き塩か、ゆでこんにゃくで温めるとよいです。お腹と腰をしょうが湿布をするものよく、腰湯もよいです。

  ・よく噛んで完全吸収させるようにするとよい。そばなどを主食にして、動物性の食品をへらして、特に、肉やマグロ、ぶり、さけ、えび、ます、くだもの、甘いもの、瓜系などをへらします。海藻、大豆、小豆、ごま、麩をとり、食薬として梅肉エキスをとるとよいです

 

 

② 月経困難の場合

  ・手当法として、干した大根葉のゆで汁に一握りの塩をいれて腰湯にするのがよいです。また足浴の温冷浴もいいですが、月経時には避けましょう。しょうが湿布と一週間交代位に続けるといいです。肝、腎、脾のこんにゃく湿布もよいです。

  ・菓子類、ジュース類、うり類、肉、魚、おかずの食べすぎ、くだもののたべすぎの人に多いです。とくにお菓子、瓜類、果物のとりすぎは冷え性になりやすく、血行が鈍くなりやすいので注意しましょう。

 

 

③ 不妊症の場合

  ・美食家に子供が少なく、甘いもの、動物食の好きな人に女の子が多いのも一般に知らています。甘味品、コーヒー、菓子、果物などを好んでよく食べる人は不妊症になりやすく、性行為に不快をおぼえたり、不感症だったりします。

  ・衣服は保温と皮膚呼吸を考え、化繊よりも木綿の下着を着ること。化繊により静電気が発生がおこり、そのたびにカルシウムが消費して、次第に神経がピリピリしたり、イライラ神経質になったりしやすくなります。

  ・精白しない穀類、発芽玄米、小麦麦芽、ごま、黒豆、ハトムギ、くるみ、あずき、海藻、芽キャベツ、レタス、セロリ、大豆、とろろ芋、ゴボウ、ニンジンなどがよいです。根菜と葉野菜。骨ごと食べれる小魚もよいです。

  ・白砂糖はいけないと頭で思って無理にセーブしても、がまんの糸が切れると、いけないと思いながらバカみたいに食べてダウンする。その繰り返しで「やめた」となる。理屈で「物」をたべるのでなく、「いのち」を大切に。自然の恵みをありがとうの心でいただく心の勉強がないと、自分本位に自分の食欲に合わせていきることになります。

  ・手当法は、冷えの改善から。血行をうながすために大根干葉の腰湯やしょうが湿布を気長にしながら、ビワの葉温灸療法も良いです。また、肝、腎、脾のこんにゃく湿布もよいです。

 

   

④ 更年期障害の場合

  ・近年、更年期といいつつ、三十代、四十代の初めに月経が止まってしまう方が増えてきました。月経閉止を復活させるには玄米、自然食が一番です。小麦麦芽、玄米胚芽なども努めて食べて、ビタミンEを多くとるようにするとよいです。また、糖分の摂取を控えると良いです。

  ・インスタント化した食品添加物入りの加工品、不自然な食生活は体を酸性化して、ホルモンバランスが乱れます。

  ・手当法として、肝、腎、脾のこんにゃく湿布もよいです。気長に腰湯を続けること。また、ビワの葉温灸もよいです。

 

 

今回はここまです。諸病源候論(病気に関する古典の一つ)でもそうでしたが、この自然療法の本では、婦人に関する病気の内容がたくさんあるので、これからも記載していきたいなと思います。①~④で共通している手当法としては、腰を温めること。腰というは腎があります。東洋医学では腎は『精(エネルギー)』を溜め込む場所になるのでそこを担保できるかがカギになります。

また、直近ですが、つわりの患者さんを施術させていただいて、少し改善されたらいいなという思いで婦人科の養生方を追記させていただきました。

 

 

 

 

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修