#156 介護 × 鍼灸の共存

おはようございます。はりきゅう速水です。

高齢化が進む中で、「介護」は誰にとっても身近なものになってきました。
介護される側のつらさ、そして介護する側の負担。

その両方に対して、実は「訪問鍼灸」はとても相性の良いケアの一つです。

今回は

 ①訪問鍼灸の親和性

 ②認知症予防

 ③介護者の身体ケア

 ④自宅、介護施設でできるつぼ

について、東洋医学の視点でわかりやすく解説します。

訪問鍼灸の親和性

訪問鍼灸は、通院が難しい方のご自宅に伺い施術を行います。

介護の現場ではこんなお悩みが多くあります

 ・腰や膝の慢性的な痛み

 ・むくみや冷え

 ・不眠や不安感

これらは東洋医学でいうと
「気・血・水の乱れ」や「腎の衰え」と関係しています。鍼灸は、痛みを和らげるだけでなく、体のバランスを整えるため、「生活の質(QOL)」を底上げするサポートができます。

認知症予防と東洋医学

東洋医学では、脳の働きは主に「腎」と「心」が関係すると考えます。

 腎:生命力、記憶力の土台

 心:精神、意識、思考

加齢により「腎」が弱ると、物忘れ、意欲低下が起きやすくなります。鍼灸では、頭部の血流改善、自律神経の調整、睡眠の質向上を通して、結果的に認知機能の低下予防につながることが期待されます。

介護する側の体の負担予防

実は見落とされがちですが、一番疲れているのは介護する側です。

よくある不調として、

 ・腰痛

 ・肩こり

 ・手首の痛み

 ・慢性的な疲労感

東洋医学では、「気虚(エネルギー不足)」、「肝の疲れ(ストレス)」の状態になりやすいです。放置すると、イライラ、睡眠不足、体調不良につながり、結果的に介護の質にも影響します。だからこそ、「介護者のケア」はとても重要になります。

すぐできるツボ3選

自宅で簡単にできるツボを3つご紹介します。

 ・足三里(あしさんり) 膝のお皿の下、指4本分下あたり

  効果としては、体力アップ、胃腸の調子を整える、免疫力サポート、まさに万能のツボです。

 ・合谷(ごうこく) 手の親指と人差し指の間

  効果としては、肩こり、ストレス緩和、痛み全般、押しやすく、日常的に使いやすいツボです。

 ・三陰交(さんいんこう) 内くるぶしから指4本分上

  効果としては、冷え、浮腫、自律神経調整、睡眠の質向上、特に高齢者や女性におすすめです。

※冷えている時は温めて、押すときは痛気持ちいいくらいで、ゆっくり呼吸しながら行いましょう。

●まとめ

介護は「支える側」と「支えられる側」、どちらも大切です。訪問鍼灸は、「痛みの軽減」「体調管理」「心の安定」を通して、介護を支える側、支えられる側どちらもサポートできると思います。

 ・通院が難しい方

 ・ご自宅で安心して施術を受けたい方

 ・介護中のご家族のケアも含めて相談したい方

こうした方に向けて、無理のない形でサポートしています。

「まずは話だけ聞いてみたい」というご相談も大丈夫です。「これって鍼灸でできるの?」という段階でも大丈夫です。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

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