おはようございます。はりきゅう速水です。
今日から連休という方もいらっしゃるのではないでしょうか。旅行やお出かけを楽しんだり、家でゆっくり過ごしたり、普段なかなかできないことに取り組んだり。せっかくのお休みですから、思い思いの時間を楽しみたいですね。そこで今回は、連休を元気に楽しむために、秋の養生について簡単にご紹介します。
●秋は体をいたわる季節
東洋医学では、秋は「肺」と関係が深い季節と考えられています。肺は呼吸に関わるだけでなく、東洋医学では皮膚や鼻などとも関係が深いとされています。秋が深まるにつれて空気が乾燥し、朝晩の冷え込みも気になってきます。そんな季節には、乾燥や冷えに気をつけながら、体をいたわることが大切です。
●今日からできる簡単な養生
難しいことをする必要はありません。普段の生活の中で、次のようなことを意識してみましょう。
・乾燥対策をする → こまめに水分をとり、室内の乾燥にも気を配る
・体を冷やさない → 朝晩は上着などで調節し、首元や足元を冷やし過ぎない
・休息をとる → 疲れを感じたら無理をせず、しっかり休む
連休中は、普段と生活リズムが変わることもあります。予定を詰め込みすぎず、休む時間も確保しておきたいですね。
●秋の養生におすすめの白い食べ物
東洋医学の五行では、秋に対応する「肺」には「白」という色が配当されています。そのため、秋の食養生では、白い食べものを取り入れる考え方もあります。
例えば、
・梨 : 水分が多く、みずみずしい秋の果物
・蓮根 : 煮物や汁物などに使いやすい食材
・大根 : みそ汁や煮物など、温かい料理にもおすすめ
・山芋 : とろろや汁物など、様々な食べ方ができる食材
冷えが気になるときには、梨などを無理に冷やして食べる必要はありません。大根やれんこんを温かい料理にするなど、季節や体調に合わせて取り入れてみてください。白い食べものだけを食べればよいというわけではなく、いろいろな食材をバランスよく食べることも大切です。
●体をいたわるおすすめのつぼ
太淵(たいえん)
手首の親指側にある、脈を触れるあたりのくぼみに位置するツボです。東洋医学では肺と関係の深い経絡に属し、呼吸器に関わる症状などに用いられてきました。親指の腹で、気持ちよいと感じる程度にやさしく押してみましょう。
合谷(ごうこく)
手の甲側で、親指と人差し指の骨が交わるあたりから、やや人差し指寄りにあるツボです。肩や首のこわばりなどに用いられる代表的なツボの一つです。反対側の親指で、痛くならない程度にゆっくり押してみてください。
※ツボ押しは無理のない範囲で行い、強い痛みや皮膚の異常がある場合は避けてください。
●体のメンテナンスも忘れずに
連休中は、いつもより長く歩いたり、車で長時間移動したりすることもあると思います。楽しい時間を過ごしたあとに、肩や腰の疲れ、体の重だるさなどを感じることもあるかもしれません。そんなときは、軽く体を動かしたり、ゆっくりお風呂に入ったり、早めに休んだりして、体をいたわってあげましょう。普段から気になっている不調がある方は、連休をきっかけに、ご自身の体の状態を見直してみるのもよいですね。セルフケアだけでは気になる不調が続く場合には、医療機関への相談や、鍼灸などによる体のメンテナンスも選択肢の一つです。
●ぜひ連休を楽しみましょう!
養生というと、何か特別なことをしなければいけないように感じるかもしれません。でも、しっかり食べること、体を冷やさないこと、疲れたら休むこと。そんな日々の小さな積み重ねも、体をいたわる大切な養生です。
そして、好きなことを楽しんだり、家族や友人と過ごしたり、ゆっくり自分の時間をつくったりすることも、連休の楽しみの一つだと思います。体のことも少し気にかけながら、ぜひ楽しい連休をお過ごしください。連休明けに、また元気に日常生活へ戻れるよう、無理せず自分のペースで過ごしていきましょう。
「参考文献」
東洋医学概論 教科書執筆小委員会 著 医道の日本社