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#94 こんなところに

おはようございます。北海道は本州ほどではないですがまだ暑いです😂

 

 

今日は珍しく午前をのんびりしております😚😆😁(バスケの筋肉痛がなかなかとれないのでこういう日は助かります)

 

 

おでかけしたら、こんなのを発見

サルノコシカケ

「サルノコシカケ」です

 

 

小さいころ、木の一部だと思っていましたが、これキノコの一種らしいです🙂

 

 

さらに、鍼灸師になってから知ったのが、これは別名『霊芝(れいし)』

これ、漢方の材料の一つなんです😁😆

 

『不老長寿の仙薬』として、重宝されていたみたいです。気血を補い、五臓を滋養する効果があります。近年の研究で、抗ガン作用もあることが分かり、ガン治療薬としても注目されている生薬です。

 

 

お猿さんがよく座るだけなのかなと思いきや、実は凄かった代物

注意点 ・・・ サルノコシカケを勝手に採取して生薬として使わないでください(そもそもアウトです)

 

 

身近なところに意外な発見があるかもしれませんよ😊😊😊

 

 

お、今度は

牛さんたち

牛さん!!

おやすみ中ですね😄😜休息も大事です

#93 今日は、はりきゅうの日

こんばんは、はりきゅう速水です

いつも朝一に車に乗ると、カーナビから『今日は○○の日です』と教えてくれるんですが、今日もふいにエンジンかけて『今日は、はりきゅうの日です』と教えてくれた時、その日のテンションは最高でした😘😙🤗

ついつい、患者さんにそのことを伝えながら張りきって仕事してました😂😆

はり

きゅう

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では、はりきゅうの文字や歴史について記載します

私は、いつもわかり易く『はりきゅう』って言ってますが、本来よく使われるのが、『鍼灸』です。ただ、この『鍼』は常用漢字ではなくて、かつ、もともと中国の古典、日本の古典に記載されているのは『針』が多いので『針灸』が正確だと思います。(針灸の歴史より)

針灸の歴史は古く、中国では紀元前256年(およそ2200年前)の馬王堆漢墓医書というのが発見されております。そこから張家山漢墓医書の発見、そして、うちら鍼灸師としてはバイブルになっている「黄帝内経」が発見され(紀元前202年)、そこで鍼灸体系が確立されたそうです

そこから日本に伝来したのは、562年(およそ1500年前)新撰姓氏緑、有名なものは984年の「医心方」ですかね

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中国は2200年、日本は1500年の針灸の歴史があるのは、これ以上にないほどの経験を、本に集約されているということです。

古典の通りにいくか、それともまた違った結果になってそれを後世に残せるかと研鑽するのは現在の鍼灸師の役目です

私は鍼灸師となってまだ5年ですが、『古典のこ』も知らず、まずは騙されたと思って、古典の通りに実践してましたが、ほぼ古典の通りというのが私の感想🤗🤗🤗

本当に感謝です、壁にぶつかっても古典で調べてみると、その問題点について書いてくれていたり、解決策も載っていたりします。

柳谷素霊先生(在校してた東洋鍼灸専門学校をつくった先生)はよく『古典に還れ』と言ってくれたそうです。在校中はこの意味がよくわかりませんでしたが、今となってはこの台詞はとても響きます🤩😍

1人で鍼灸師としてやっているからこそ、治療方針がぶれないために古典があると思うと心強いです。

はりきゅうは、とても奥深いので、こんな暑い時期でも元気になれるようになれますので、ご相談ください😀😀😀

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「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

針灸の歴史 悠久の東洋医術 小曽戸洋 著

柳谷素霊のあゆみ 移動の日本社

#92 お知らせ(2021.8月版)

こんばんは、はりきゅう速水です。

8月のお知らせを記載します

①お休みについて

 8/14(土)の14:00~8/16(月)までは休みになりますのでご了承願います。

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②アンケート

 地元にて実施してた「お灸教室」、これを復活させようか迷い中です。

見切り発車で開催してもなぁと思うので、事前にアンケートを取ってみようかなと思います。

 A. 復活しなくてもいい

 B. 復活してほしい

 C. オンラインでやってほしい(できるかは不明ですが…)

 A.~C.からいずれかをコメント願います(対象はこのブログのコメント、Facebookのコメント、LINEのコメントなど)

以前やってた、お灸教室

②はおまけみたいなものです(笑)

#91 目病諸候 その35 目内有丁候

こんにちは、はりきゅう速水です。

8月になりましたね~。しかし、暑いですね。8月入っても暑いのが続くみたいなので体調管理には気をつけましょうね。おすすめは「暑い日でも熱い灸」

さて、今日は諸病源候論の目病諸候をのせます。

目内有丁候 です。毎度言葉だけでは……まずは読みましょう

<原文>

目肝之外候也、藏府熱盛、熱乘於府、氣衝於目、熱氣結聚、而目内變生状如丁也

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

目は肝の外候なり、臓腑熱盛んじて、熱腑に乗ぜれば、気目に衝き、熱気結聚して、目内に変じて状、丁の如ざるを生ずなり

<訳>

目は肝の外候である。臓腑の熱気が盛んとなり、熱が肝に乗じ、目に上衝して、熱気が目に結集して気血が凝滞することによって、黒睛上に釘状の陰翳を生じる。

<備考・考察>

目内有丁候 → 目の内に丁有るの候 となります。つまり、「丁」がどういうことか?がわからないと内容が入ってきませんね

訳を読むと、丁 → 釘状の陰影 のことを指します。 

現代の病に当てはめるとしたら、飛蚊症にあたるのかもしれませんね

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

#90 長閑な一時

こんにちは、はりきゅう速水です

北海道の割には暑いですね(・・;)

そんな中、長閑(のどか)で涼し気のあるものを撮ってみました😀(患者さんのお庭で許可を取り涼みながら撮影)

↑ これ、見えますかね?ややピンボケしました(笑)

近づいて撮り直したのがコチラ

↑ これは睡蓮(すいれん)です。北海道で見るのは珍しいですね

1枚目の写真を撮ろうとしたら、横からこんにちはしてきたのがこちら

↑ 蛙さんです。涼しそう😄

これから更に暑くなりますが、体は不思議なことに冷えているところが隠れています😅

 ・お腹出して寝てると寝冷えでお腹をくだす

 ・汗かいたままにしてて肩が上がらない

 ・扇風機に当たりすぎて、こむら返りをする

等々、これ『冷え』からこんな症状になっています

暑いから冷やすということも大事ですが、どこか冷えすぎてないかなと気にすること、そして温めてあげることで、夏バテ、不眠予防、食欲不振の解消にもつながります。

こんなときもお灸は便利🙂

お灸でなくてもホットタオル、乾いた小豆を袋にいれレンジで温めてのっけるなど、いろいろあるのでやってみてください🙂

↑ これは棒灸(使い勝手がいいです)

#89 お知らせ(2点ほど)

こんばんは、はりきゅう速水です

北海道も暑くなりました(・・;)札幌でも30℃超えてますね

常に移動しているので車内はサウナです(笑)

さて、お知らせを2点ほど

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①仕事用の携帯がスマホになりました

スマホになったことでLINEでの予約などができるようになりました😀

また、以下のメールアドレスでもOKです

harikyuhayami@gmail.com

以前、記載してたメールアドレス宛(hayamiyasuhiro@gmail.com)への連絡も承ります

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②オリンピック期間中について

7/21〜8/8までは、はりきゅう速水はいつも通り営業しています。ただ、期間中は一部交通規制が入りますので、迂回などにより時間通り訪問できないかもしれませんので、予めご了承ねがいます。

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北海道も湿気が多くなり、いろいろな不調をうったえる患者さんが増えています。そういう時にはりきゅうをすると「あれ?だるいのがとれた」や「むくみがとれました」など患者さんからおっしゃってくれております。

これから本格的に熱くなりますので、不調の際には(本当はその前に)お知らせくださいませ

#88 目病諸候 その34 目封塞候

こんにちは、はりきゅう速水です。

本日も諸病源候論の目病諸候をのせます。目の症状としてはあと四つです。

目封塞候 です。文字だけだと何かの原因で目が塞がる状態になるみたいですね。

<原文>

目肝之外候也、肝氣通於目、風邪毒氣客於瞼膚之間、結聚成腫、腫而瞼合不開、故謂之封塞、然外爲風毒結腫、内則蘊積生熱、若腫不即消、熱勢留滯、則變生膚、翳息肉白鄣也

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

目は肝の外候なり、肝気は目に通ず。風邪の毒気、瞼膚の間に客して、結聚して腫を成す。腫して瞼合開かざる。故にこれを封塞(ふうさい)という。しかるに、外風毒のために結腫し、内は則ち蘊積(うんせき)して熱を生じ、腫れのごとき、即ち消ぜず。熱留滞して、則ち変して膚翳(ふえい)息肉(にくそく)白鄣(はくしょう)を生ずなり。

<訳>

目は肝の外候であり、肝気は目に通じている。もしも風邪や毒気が眼瞼部に侵襲して邪気が結集すると眼瞼がくっついて閉じてしまって開かなくなるが、これを目封塞と称する。この場合、目の外は風毒に侵されて腫れていて、内は蘊積して熱を生じているものであるが、もし腫れがいつまでも消えず、熱勢が留滞するようになると目睛上に膚翳、息肉、白障などの病変が生じるようになる。

<備考・考察>

膚翳(ふえい)=目に薄い模様の翳(えい、かげ、さえぎり隠れること)があること。

息肉(そくにく)=腫物?

白鄣(はくしょう)=白内障?

目が開かない病気としては、

  •  眼瞼下垂
  •  眼瞼痙攣
  •  角膜びらん、再発性角膜びらん
  •  角膜潰瘍
  •  点状表層角膜症

などがありますね。上記の病気であれば、まずは眼科へ、

  • 眼精疲労
  • ストレス
  • 自律神経失調症
  • 眼瞼下垂、眼瞼痙攣

であれば鍼灸でも対応できます。陽きょう脈、陰きょう脈や対応経絡に鍼したりするとパチッと目が開くことが多々あります

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

#87 目病諸候 その33 目皰瘡候&目膿漏候

おはようございます。はりきゅう速水です。諸病源候論の目病諸候も再開したいと思います。

目皰瘡候 から 書き下ししていきます。ただ、この項目は意味が省略されていますので、書き下しのみ記載します。

目皰瘡 → 目疱瘡(めほうそう) のことです

<原文>

目肝之候也、五藏六府之精華、上榮於目、府藏有熱、氣乘於肝、衝發於目、熱氣結聚、故睛上生皰瘡也

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

目は肝の候なり、五臓六腑の精華の上、目を栄す、腑臓熱気有りて、肝を乗じ、目に衝発す、熱気の結聚なる、故に睛上に疱瘡を生ずなり

 

—— ここまで ——

  

 

目膿漏候

<原文>

目是肝之外候、上液之道、風熱客於瞼眥之間、熱搏於血液、令眥内結聚、津液乘之不止、故成膿汁不盡、謂之膿漏

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

目はこれ肝の外候、上液の道なり、風熱、瞼眥の間に客して、熱血液ひろがりて、眥内結聚して、津液これに乗じて止らざらしむ、故に膿汁成る、尽くさざる、これを膿漏という

<通訳>

目は肝の外候でありし、涙液の通り道である。もしも風熱の邪が瞼眦の間に客れば、熱邪と血液があいうち、気血が瘀滞して眦内に結聚し、津液がこれに乗じて流れやまなくなり、変じて膿汁となり、いつまでも尽きないものを膿漏と呼ぶ。

<考察>

この候は、涙腺炎(涙嚢炎)に相当し、急性は治りやすく、慢性のものは治りにくいらしいですね

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

#86 近況報告と変化

みなさん、こんばんは

はりきゅう速水です。安定のブログさぼりです(笑)

訪問鍼灸が忙しくて・・・と言いたいのですが、父親の容態が悪く、車椅子からトイレするにも自立ができなくなったり、箸がもてず食べ物介助も必要になってきたのでそちらに時間を割いておりました

それに伴い、私の体調も悪くなったりしたので、最近は自分への鍼灸もしますが、追加で実践している養生方を少し紹介します(とても簡単です)

これは、「船瀬俊介」さんの本をもとに実施しています(紹介してくださったNさんには大変感謝しております)

以前、養生方でやっていたのは、「筋トレ」

そして、今回からやっているのが「少食」、または「断食」です

え?、それだけ?

はい、それだけです。いきなり断食はきついので、一日一食から始めています。

しかも、ごはんを食べるタイミングは、「腹が減ってがまんできなくなったら食べる」という感じです(笑)

ヨガの教えには「断食は、万病を治す妙法である」というのがあります。腹いっぱいな野生動物ていませんよね?、空腹感という危機感が体の生命維持システムが働くスイッチになるそうです。

現代の栄養学からみたら逆なことをしてますが、ドイツのフォイト栄養学が発端らしいですが、そこからタンパク質とりなさいとはじまったらしいですね(その時代から食肉産業と軍隊との癒着がはじまったみたいです)

船瀬さんの本は、いろいろ読みまして、今までの考えが甘かったなと驚愕することばかり、私は知識だけ得ても納得いかないことは試して判断しているので、少食と断食をやっているのですが、最初はすぐお腹が鳴りますが、だんだんとなれて、空腹感を3~4時間堪能するとかなり調子がいいです。とくに「集中力」「持続力」ですね

「少食」、「断食」の効能としては

風邪、腹痛、下痢、頭痛から、便秘、アトピー、水虫、腰痛、うつ、糖尿病、心臓病、肝臓病、透析患者まで治ります)。さらに現在、ファスティングはガンまで劇的に治します。不妊症やEDまでも見事に改善するのです。

他にも、「笑う」、「感謝」、「長息」、そして「筋トレ」もやるとさらに体の変化が起こるそうです



「参考文献」

3日食べなきゃ、7割治る!    船瀬俊介
新装版 3日食べなきゃ、7割治る! 船瀬俊介
やって良かった! 1日1食      船瀬俊介



#85 目病諸候 その32 目肥候

こんばんは、はりきゅう速水です。今日は夜の仕事がないので気力が続く限り、目病諸候を進めようと思います。

さて、今回は「目肥候」です。目肥の読み方が載ってなかったので、一つずつ音読みでしました。今回は 目肥 (もくひ)と読みます。もし、読み方がわかる方がいらっしゃいましたらご教授願います

<原文>

肥目者、白睛上生點柱、或如浮萍、或如榆莢、有如胡粉色者、有作青黑色者、似羹上脂、致令目暗、世呼爲肥目、五藏六府之精華、皆上注於目、爲肝之外候、宗脈所聚、上液之道、此由府藏氣虚、津液病邪所搏、變化而生也

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

肥目(ひもく)は、 白睛(しろめ)の上に 點柱(てんちゅう)を生じ、あるいは 浮萍(ふへい)のごとく、あるいは 榆莢 (ゆきょう) のごとし、 胡粉(こふん)の色の如くなる者の有り、青黒色をなす者の有り、羹上(かんじょう)の脂に似て、目をして暗み(くらやみ)にいたせしむ、世呼びて 「 肥目(ひもく)」と為す、五臓六腑の精華は、皆上りて目に注ぐ、肝の外候なり、宗脈の集まるところ、上液の満なり、これ腑臓の気虚によりて、津液邪の為す搏つ所、変化して生なり

<通訳>

肥目(ひもく) とは、 白睛(しろめ)の上 に点状の色素斑が生じたもので、それは 浮萍(ふへい、うきくさ) のようなものであったり、 榆莢 (ゆきょう、にれのさや?、 榆莢のワードで調べると漢王朝のお金とでてきます)のようであったりで、その色は 胡粉色(白い色の顔料)や青黒色であり、あたかも 羹(あつもの、熱いもの)の上の脂油みたいな感じのものである。このために目は物をみることができなくなるものを俗に「 肥目 」と称されている。このような眼疾は臓腑の気虚で、津液が邪気のうつところとなって起こったものである。

<考察>

この証候は結膜疱疹や色素斑、或いは結膜乾燥症に出現する結膜乾燥斑などに相当するものである。

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳