#91 目病諸候 その35 目内有丁候

こんにちは、はりきゅう速水です。

8月になりましたね~。しかし、暑いですね。8月入っても暑いのが続くみたいなので体調管理には気をつけましょうね。おすすめは「暑い日でも熱い灸」

さて、今日は諸病源候論の目病諸候をのせます。

目内有丁候 です。毎度言葉だけでは……まずは読みましょう

<原文>

目肝之外候也、藏府熱盛、熱乘於府、氣衝於目、熱氣結聚、而目内變生状如丁也

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

目は肝の外候なり、臓腑熱盛んじて、熱腑に乗ぜれば、気目に衝き、熱気結聚して、目内に変じて状、丁の如ざるを生ずなり

<訳>

目は肝の外候である。臓腑の熱気が盛んとなり、熱が肝に乗じ、目に上衝して、熱気が目に結集して気血が凝滞することによって、黒睛上に釘状の陰翳を生じる。

<備考・考察>

目内有丁候 → 目の内に丁有るの候 となります。つまり、「丁」がどういうことか?がわからないと内容が入ってきませんね

訳を読むと、丁 → 釘状の陰影 のことを指します。 

現代の病に当てはめるとしたら、飛蚊症にあたるのかもしれませんね

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

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