#188 天地始粛(てんちはじめてさむし)|夏から秋へ、体を切り替える養生

こんばんは。はりきゅう速水です。

9月に入りましたね。北海道では、まだ日中に暑さを感じる日もありますが、朝晩は少しずつ涼しくなり、夏とは違う空気を感じるようになってきました。

私自身、最近少し喉がやられてきています。暑い日が続いていたと思ったら、朝晩は涼しくなり、空気も少しずつ変わってきました。こうした季節の変化に、体も少しずつ対応していかなければなりません。

七十二候では、今は「天地始粛(てんちはじめてさむし)」。暑さが少しずつ収まり、天地に秋の気配が現れ始める頃とされています。暦の上だけではなく、私たちの体にも少しずつ「夏から秋への変化」が表れ始める時期です。

●季節が変わると、体も変化します

夏の間は汗をかき、冷たい飲み物や食べ物を摂る機会も増えます。そこから少しずつ気温が下がり、朝晩の空気が涼しくなってくると、体も今までとは違う環境に対応していく必要があります。この時期に、

・喉が乾燥する
・喉に違和感がある
・鼻や呼吸器の調子が気になる
・夏の疲れが残っている
・朝晩に体が冷える

といった変化を感じる方もいるかもしれません。東洋医学では、秋は「肺」と関係が深い季節です。肺は呼吸を通して外界とつながっているため、秋の乾燥の影響を受けやすいと考えられています。私自身も最近、喉に違和感を感じるようになり、「季節が少しずつ変わってきているんだな」と実感しています。

●今の時期にできる養生

 ①喉を乾燥させない

 こまめに水分をとり、喉が乾燥しすぎないようにしましょう。特に朝晩が涼しくなってきたことで、夏のように水分をとらなくなることもあります。「喉が渇いていないから」と油断せず、適度に水分を補給しましょう。

 ②冷やし過ぎない

 日中は暑くても、朝晩は涼しくなってきました。寝るときの冷房や扇風機の使い方を見直し、体を冷やしすぎないようにしましょう。

 ③食事を少しずつ秋仕様へ

 まだ暑い日がありますが、冷たいものばかりではなく、温かい食事も少しずつ取り入れてみましょう。胃腸をいたわりながら、これからの季節の向けて食事を整えていきます。

●おすすめのツボ

・列缺(れっけつ)

手首の親指側にあるツボです。東洋医学では「肺」と関係が深いツボで、喉や呼吸器の不調などに用いられます。喉に違和感があるときや、秋の乾燥が気になる時期のセルフケアとしておすすめです。

・太淵(たいえん)

手首の親指側、手首のしわのあたりにあるツボです。こちらも「肺」と関係が深く、秋の養生に取り入れやすいツボです。やさしく押したり、お灸で温めたりしてみましょう。


●まとめ

「天地始粛」は、暑さが少しずつ収まり、秋の気配が感じられる頃を表しています。北海道ではまだ暑い日もありますが、朝晩の涼しさなど、少しずつ季節の変化を感じるようになってきました。私自身も喉の違和感を感じるようになり、体も季節の変化を感じ取っているのかもしれません。

暑さ対策を続けながらも、少しずつ「秋の養生」へ切り替えていきましょう。無理をせず、その日の気温や体調に合わせて、体をいたわりながら過ごしてみてください。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社


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