#184 大雨時行(たいうときどきふる)|自律神経をいたわる夏の養生

おはようございます。はりきゅう速水です。

まずは、熊本県で発生した地震で、不安な時間を過ごされた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。大きな被害がないこと、そして一日も早く穏やかな日常が戻ることを願っています。

北海道でも暑い日が続いていますね。日中は気温が高く、急な雨が降ったり、朝晩との気温差があったりと、体にとっては思っている以上に負担のかかる季節です。皆さんはいかがでしょうか。

七十二候では、今は**「大雨時行(たいうときどきふる)」**。

夕立や大雨が時折降り、自然にたっぷりと恵みの雨が降る頃を表しています。自然の変化が大きいこの時期は、私たちの体も影響を受けやすく、自律神経が乱れやすい季節でもあります。

今回は、夏に意識したい「自律神経をいたわる養生」をご紹介します。

●夏は自律神経が疲れやすい季節

最近、このようなことはありませんか?

・なんとなく疲れが取れない

・寝てもスッキリしない

・食欲がわかない

・冷房の効いた室内と屋外の温度差でぐったりする

・急な雨や天気の変化で体調がすぐれない

夏は暑さに対応するため、自律神経が一日中働いています。

さらに、冷房による冷えや屋外との温度差、気圧の変化などが重なることで、体は思っている以上に疲れています。

東洋医学でも、夏は汗とともに「気(き)」や「津液(しんえき)」が消耗しやすい季節と考えられています。

だからこそ、この時期は頑張ることよりも、自律神経をいたわることが大切です。

●今日からできる養生

 ①朝日を浴びる

  朝起きたらカーテンを開けて、朝日を浴びてみましょう。体内時計が整い、自律神経も切り替わりやすくなります。

 ②冷房で体を冷やし過ぎない

  室内外の温度差が大きいと、自律神経は休む暇がありません。羽織るものを一枚用意するなど、冷え対策も心がけましょう。

 ③ぬるめのお風呂に入る

  38〜40℃くらいのお湯にゆっくり浸かることで、心身ともにリラックスしやすくなります。シャワーだけで済ませがちな季節ですが、ときには湯船に浸かる時間も作ってみてください。

●おすすめのつぼ

 ・神門(しんもん)

  手首の小指側、手首のしわの上にあるツボです。気持ちを落ち着かせたいときや、眠りが浅いと感じるとき、自律神経をいたわりたいときによく使われます。心地よい強さで5〜10秒ほど押してみましょう。

●まとめ

 七十二候の「大雨時行」は、自然が大きく変化する季節を表す言葉です。

私たちの体もまた、暑さや湿度、気温差などの影響を受けながら毎日頑張っています。疲れを感じたときは、「まだ頑張れる」と無理をするのではなく、「今日は少し休もう」と体の声に耳を傾けてみてください。季節に合わせた養生を取り入れながら、自律神経をいたわり、この暑い夏を元気に乗り切りましょう。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

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