おはようございます。はりきゅう速水です。
朝活ではないのですが、少し時間がとれたので久しぶりにこちらも更新します。『はりきゅう速水のInstagram(@harikyuhayamiwk)』もHPよりは更新頻度が高く掲載しております。こちらもご覧になっていただけると体調のケアなどを知ることができます。
さて、現在10月の下旬。北海道はぼちぼち初雪の話がでております。3℃~20℃ぐらいの日々になり寒くなってきましたね。合わせて感じるのは『乾燥』です。
乾燥が起こると、体の中ではどのように変化していくのか東洋医学の目線から解説したいと思います。東洋医学の考えでは、体の構成は「気(き)」・「血(けつ)」・「水(すい)」の三つになっております。乾燥が多いと人体の潤いも同様に乾燥し、「水」が不足し、体自体も乾燥するようになります。「水」は、ざっくりいうと「水分」です。体液、汗、唾液、胃液、腸液、尿などの分泌液や排泄液などの血液以外の体の水分の総称を指します。ゆえに、乾燥すると「水不足」または「陰虚」と言います。
乾燥が進むと、症状としては
・浮腫(ふしゅ、むくみ) → 不要な水分が流れなくなり浮腫が起きます
・のどが渇く → 乾燥により熱がこもり、喉が乾きやすくなります
・咳が出る → 口渇が進むと、気管支まで乾燥し、少しの刺激で咳が出やすくなります
・皮膚が乾燥してカサカサする → 粘膜だけでなく、皮膚も乾燥して痒みがでます
・便が硬くなったり、尿が少なくなる → 大腸の粘膜も乾燥し、便が硬くなったり、陰虚のために体内の水分が少ないため尿として排出されにくくなるためです
乾燥から守る生活習慣としては
・水分補給
・豆腐、キュウリ、梨、白ごま、はちみつ
・睡眠前、起床後のコップ一杯の水分補給
・加湿器など、湿度調整
・合谷(ごうこく)、尺沢(しゃくたく)、豊隆(ほうりゅう)、太陰(たいいん)などのツボの刺激(押す、さする、灸をするなど)
・知柏地黄丸(ちばくじおうがん)、麦門冬湯(ばくもんとうとう)などの漢方
陰虚を引き起こす原因としては、
体内の水分不足が主ですが、その他には長期間のストレスや食生活の乱れもあげられます。水分補給で潤いを保ちつつ、リラックスの時間をつくるなど取り入れてみると改善すると思われます。



























