#31 毛髪病諸候 その5 令髪潤沢候

こんにちは。鍼灸師の速水です

さて、本日はこちら

今日は『令髪潤沢候』です

「髪が潤沢になるとは」の説明ですね、前回の「#30 毛髪病諸候 その4 令長髪候」 と内容は似ていますね

 

<原文>

足少陰之經血、外養於髮、血氣盛、髮則光潤、若虚則血不能養髮、故髮無潤澤也、則須以藥令潤澤之

 

<書下し文、自分でやっているので間違いがあります>

足少陰の経血、外は髪を養う、血気盛んなれば、髪すなわち光潤、もし、虚なればすなわち血、髪を養うことあたわず、故に髪潤沢無しなり、薬をもって潤沢にせしむ

 

<通訳>

足の少陰腎経の経血は頭髪を栄養する。血気が充盛であれば経脈の精気はよく外を栄えさせるので頭髪は光沢があって滋潤されている。もし、血気が虚損していれば頭髪を栄養することができなくなり、そのために頭髪は光沢を失うようになる。そのような場合は適切な薬物でもって治療して頭髪の滋潤光沢を回復させるように努めるべきである

 

<考察>

内容は前回と一緒ですねq(q’∀`*)。

ただ、いつも疑問に思うんですが、足の少陰腎経の経脈図を見ると、髪まではいっていないんですよね∑(゚Д゚)。これはどのような説明になるんでしょうね?この問いに答えてくれる先生方、おまちしております ○| ̄|_

 

 

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

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