#44 目病諸候 その6 目風腫候

おはようございます、鍼灸師の速水です

ぶるっと冷えますね~

さて、今日は『目風腫候』です

目が風により腫れるですかね?現代の病名だと何になるんでしょうね?とりあえず原文読んでみましょう(´゚∀゚`)

 

<原文>

目爲肝之外候、肝虚不足、爲冷熱之氣所干、故氣上衝於目、外復遇風冷所擊、冷熱相搏、而令瞼内結腫、或如杏核大、或如酸棗之状、腫而因風所發、故謂之風腫

 

<書下し文、自分でやっているので間違いがあります>

目、肝の外候を為す、肝不足し虚せば、冷熱の気のところから為す、故に気は目の上を衝く、また外の風冷の所遇うと、冷熱さらにうつ、瞼内(けんない)に結腫、或いは杏(あんず)の核の大きさのごとく、或いは酸棗(さんそう、さねぶとなつめ)の状態のごとく、腫は風の所によって発し、ゆえに風腫という

 

<通訳>

目は肝の外候である。肝が虚して肝気が不足していると冷熱の邪気の侵犯を受け易くなり、肝気に熱があるようになると目に上衝する。さらにまた風冷の邪気の侵襲を受けると冷熱が相搏って眼瞼内に腫塊を形成するようになる。その腫塊の大きさはあるいは杏の種の大きさであり、あるいは酸棗(さんそう、さねぶとなつめ)の種の大きさである。このような腫塊は風邪を受けて生じたものであるので風腫と称されている。

 

<考察>

まぶたが腫れる病気の代表としては

・ 霰粒腫(さんりゅうしゅ)

まぶたの裏側のマイボーム腺という場所に肉芽腫(にくげしゅ)という塊が発生する病気です。初期症状としてはまぶたにしこりが生じ、しばしば腫れることがあります。炎症が強くなると赤みが生じ、時には皮膚から肉芽腫が出てきたり、まぶたにひきつれが生じることもあります。数週間から数か月で自然に小さくなることもありますが、大きくなってしまった場合にはステロイド注射や手術で摘出などの治療が必要になることもあります

 

・麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

一般的に「ものもらい」と呼ばれる病気です。まぶた周辺のまつげの毛根や汗腺や脂腺などに細菌が感染することで発症します。初期症状としてはまぶたの腫れ、赤み、異物感などが多くみられます。なお、まぶたの腫れが引いたときにしこりが残った場合は、霰粒腫が考えられます。

腫塊(しゅかい、腫れものの塊)の大きさが、杏の種や酸棗(さんそう、さねぶとなつめ)の種と記載されているので霰粒腫(さんりゅうしゅ)なのかなぁ( ゚д゚ ;)

 

さすがに写真はまあまあグロいので興味ある方だけ調べてみてください

 

 

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

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