#141 なぜ緊張するのか

こんにちは、はりきゅう速水です。

この時期は、受験シーズンだったり、就職などで面接をおこなってたりしていると思われます。そしていつも「緊張」がついてきます。

私もかなり緊張しやすいタイプでして、いつもドキドキしながら神楽を舞ったり、人前で鍼灸を解説したりしています。

そもそも緊張とは何なの?なのか、そして、なぜ緊張が起こるのか?

東洋医学的に解説できる限り書いてみます(補足や訂正していただけると助かります)

緊張すると体は、心臓がドキドキして、呼吸が早くなりこと血流量をあげています。また、筋肉が硬くなることで自分自身を守るなどが起きます。それは適度な緊張感の場合になります。

過度の緊張(過緊張)とは、先ほど記載した状態が過剰に起こっている状態を指します。緊張状態の頻度が多い、長引く、ミスが許されない状況など状況による緊張により、過緊張がおこります。このような交感神経が優位な状況が必要以上に長く続くことが原因となります。交感神経が優位になり過ぎることで、興奮状態が続き、自律神経失調症、高血圧症、不安神経症、不眠症、うつ病、パニック障害などが起こります。

東洋医学で考えると、五臓の「肝」が「緊張」と関係しております。肝は身体機能の調節、情緒を安定させる臓腑で、筋肉や関節の運動を調節することもします。そして、「肝」の他に、意識や精神活動を主る「心」の機能が乱れて過緊張が起こります。

・肝気鬱滞(かんきうったい) の過緊張 ⇒ もともとイライラしやすくて、刺激が敏感になりやすい傾向で、緊張が高まりやすい ⇒ 太衝穴(たいしょう)の刺激、適度の運動

・肝火 の過緊張 ⇒ 肝気鬱滞よりさらに熱が帯びた状態。顔面紅潮、不眠やヒステリーなども起こります ⇒ 太衝穴の刺激、四逆散などの服用、汗をかける運動

・肝血虚 の過緊張 ⇒ ふらふら眩暈がする方。循環血流量や栄養障害により、自律神経系が失調し、緊張するまでの閾値が低い。 ⇒ 期門穴(きもん)、血海穴の刺激。柴胡加竜骨牡蛎湯などの服用。

・肝陽上亢 の過緊張 ⇒ 肝血虚に熱がプラスされた状態。のぼせ、頭痛、怒りっぽいの症状が出やすい。 ⇒ 六味地黄丸、杞菊地黄丸の服用

・肝陽化風 の過緊張 ⇒ 肝陽上亢がさらに筋肉まで影響してい、震え、引きつり、めまい、ふらつきなどの症状が出やすい。 ⇒ 抑肝散などの服用

・心火 の過緊張 ⇒ 心が過度の刺激を受けて、熱を帯びた状態。焦りを感じやすく、不安で落ち着きがない。不眠などの症状が出やすい。 ⇒ 神門穴の刺激。黄連解毒湯などの服用

・心腎不交 の過緊張 ⇒ 心火にさらに腎の陰液が傷耗している状態。過労、不節制、緊張する場面が継続する場合はこの症状になります。 ⇒ 知柏地黄丸などの服用

・心血虚 の過緊張 ⇒ 過度の心労や、思い悩み過ぎ、過労が続くことで心に負担がかかり、心血が傷耗して不安になり易くなります。 ⇒ 内関穴の刺激、甘麦大棗湯などの服用。

など、緊張する場面や頻度、普段の生活リズムによって、上記の証が変わります。漢方の場合は漢方医に証を診ていただけるとその人にあった漢方を処方されると思われます。私の場合は鍼灸師なので、その人にあったツボをつかったり、養生方をお伝えします。

セルフケアとして、普段から呼吸をゆっくりしてみる、たまに脱力してみる、姿勢を気にしてみるなどがあります。手首内側から肘側にむかって、指三本分の上にある「内関(ないかん」のつぼを押しながら深呼吸してみてください

#140 健康維持に

こんにちは、はりきゅう速水です。

最近、「健康維持や向上するために何をしたらいいのですか?」という質問を受け、自分なりの考えをお伝えしましたが、よくよく考えて、何をもって健康と為すか?と深く悩み、ここで整理したいなと思います。

そもそも、「健康とは?」を調べると、中国の古典『易経』の「健体康心」といわれています。「健体康心」は書き下しで掻くと「体が健(すこ)やかで、心が康(やす)らか」になります。

「健やか」→ からだが上部で元気な様。

「康らか」→ 落ち着ける様。心配事もなく、心の穏やかな様。

となっております。

私がお伝えしたのが、体のみアプローチした方法だけだったので、心が落ち着けるようになるようなアドバイスができたらよかったんだなと反省

●体を健やかにする方法

 ①散歩  ②スクワットやプランク  ③疲れたら寝る

●心を落ち着かせる方法

 ①心を安定させる食材(棗、ゆり根、黒豆)   ②香り(陳皮や柑橘系、桂皮(シナモン)、ラベンダー)  ③深呼吸

また、Tarzanさんの特別編集で、「実は、カラダに悪いこと[増補版]」を購入して読んで、「え?本当にこれもNGなの?」みたいな項目がたくさんありました。みなさんも健康について考えてみてはいかがでしょうか?

「参考文献」

・実は、カラダに悪いこと[増補版] マガジンハウス著

#139 立春

こんばんは、はりきゅう速水です。

今日(2/4)あたりが立春になります。立春は冬から春に変わる日と謂われています。冬に眠っていた動物は冬眠から覚めて、草花は地面から顔を出し始める頃です。

旧暦だと立春が一年の始まりとされています。前日の節分は、旧暦の新しい年に鬼が来ないように豆まきをして、年の数だけ豆をつかんで食べると一年中健康になるという言い伝えがあります。

他にも、立春朝搾り(日本酒)や、立春大吉のお札などありますが、どれも邪気を防ぎ、一年の平穏を願う意味があります。

簡単にできる「立春に行うと良いこと」はこちらです

 ●新しいことをはじめる(立春は運気の切り替えとされるため、目標設定や新しい挑戦を始めるには適しています)

 ●掃除、整理整頓(立春で新しい運気を迎えるために、家の中も整えると◎)

 ●神社・仏閣へ参拝

 ●足三里、三陰交、太衝、肝兪へ灸かマッサージ

北海道は雪ばっかりなので、まだ春らしさは見えませんが、体は春に向かって変わっていくので心身ともにケアは大事になります

「参考文献」

・心も体もととのう漢方の暮らし365日 川手鮎子著

#138 筋肉痛

こんばんは、はりきゅう速水です。

今朝、再びの大雪で移動が大変でしたね~。何とか訪問鍼灸ができて良かったです。

雪かきする際、スコップの持ち方で腰の負担を減らすことができます。

通常は、利き手が取っ手、反対の手が柄を順手で持っている事が多いと思います。腰の負担を減らす持ち方は、「柄を持っている順手を逆手にするだけ」です。順手×2で雪を持ち上げるより、順手×逆手の方が雪を持ち上げやすく投げやすいです(逆手にすることて、逆手から引く動作が強いため)

表題にある筋肉痛は、雪かきによるものでなく、腕立て伏せを一日でどこまでできるんだろ?でやってみた結果150回。そして全身筋肉痛。これはやりすぎの部類です。

●筋肉のサイズアップ の場合は、(ややゆっくり)10~15回を1セットを、3セット程度

●持久力アップ    の場合は、20回以上を1セットを、できるなら毎日

●ガチでやる(難しい) の場合は、15回を全速力で、5回をゆっくりを1セット

腕立て伏せは、自重トレーニングの基本です。胸、腕、肩、体幹の複数筋肉を同時に鍛えられます。筋肉が増えると、白血球やリンパ球などの免疫細胞が増え、成長ホルモン分泌され、その成長ホルモンが認知機能や免疫機能を促進も。そしてセロトニン、ドーパミン、テストステロンの分泌が増えるため。抗不安、集中力向上の効果があります。

ただ鍛えれば良いわけではなく、筋肉痛のケアが必須になります。

・筋トレ後は水分補給

・熱感や腫れた場合は冷やす

・炎症が落ちついて、筋肉痛が発生したら温める

・ストレッチ、陽陵泉(ようりょうせん)のつぼを刺激

・タンパク質(むね肉、納豆、豆腐)、ビタミンB群の食材を摂取

・よく寝る(程よい筋トレの疲労感で睡眠導入しやすいです)

「参考文献」

・筋トレはメリットだらけ!筋トレの効果と知っておくべき原理

・腕立て伏せだけで鍛えた体は作れるか

#137 正坐と書

こんにちは、はりきゅう速水です。

大雪が続き、交通網が麻痺しております。皆さま移動の際には十分に気をつけてくださいませ。はりきゅう速水の訪問鍼灸は、本日(1/26)は午後から開始致します。

さて、先日(1/24(土))に『正坐と書でととのう新年』に参加してきました。

正坐といっても、一般的な足をまげてかかとを離してお尻を乗っけるとは違い、順序だって仙骨・尾骨を意識しながら坐る(正しい坐り方は、是非、<ととのう正坐>のワークにご参加くださいませ)とでは、坐った時の状態が明らかに異なります。

また、後半戦は、書についてワークでして、文字の成り立ちと意味、言葉の成り立ちと意味、そして、それを書として形にするといった形式ですすめてくださり、いろいろな知見がたまったような気がします。普段何気なく使っている日本語や漢字を、意識すると奥深い繋がりがあったりするんだなと気づかされます。

東洋医学にも通ずる話もあって、雑談しつつ、新年の予祝を書にしてました

また、機会があれば、患者さんと一緒に参加してみたいと思います。

高橋先生、齋藤先生、まことにありがとうございました。

#136 大雪ですね

こんにちは、はりきゅう速水です。すごい量の雪が積もりましたね。何回も雪かきしてもすぐ積りますし、腰がかなり痛いです。

私もややぎっくり腰みたいになっております。私の場合は、自分で鍼を刺していますが、セルフケアを紹介したいと思います。

・腰ストレッチ① → 胡坐をかいて足の隙間に腕を通して前屈する

・腰ストレッチ② → 寝ながら膝を抱えるで横にゴロゴロする

・腰にカイロを貼る

・お風呂に入る

・足の裏、足首、足趾を温めつつ、マッサージ

大雪に負けず寒波をのりきりましょう!

#112 [お知らせ]第二回トナリノセミナー

こんにちは、はりきゅう速水です

 

ついに、明日です。

トナリノさんが主催のセミナー第二弾に、ゲスト参加させていただき、『東洋医学』について解説させていただきます。

 

トナリノさんは動物さんを施術している方です。以前、私が患者さんの猫ちゃんにお灸している動画から、トナリノさんから対談しましょうと北海道まできてくださり、たくさんお話しまして、今回セミナーに参加する運びになりました☺️

 

・東洋医学ってなんだろう?

・繰り返す不調について

・季節に左右される不調についてなどなどさわり程度ですが解説します😌

・質疑応答

 

 

 

詳しくはこちらです↓https://www.instagram.com/p/CbM6fkMPJ2T/…

 

 

解説する内容がボリュームありすぎて時間超えないか心配です。また質問もたくさんあるとのことでみなさんの熱量がすでに多いです

#95 いつもありがとうございます

おはようございます。9月になりましたね😄

 

 

少しずつですが、気温が涼しくなってきましたね😙気温の変化とともにに体調も変化しますので、不調にならない養生しましょう🙂

 

 

黄色い西瓜

 

石狩の患者さんからいただきました。黄色い西瓜😚😄😁

 

いつもありがとうございます

 

 

はな(犬)が狙ってますね(笑)

 

西瓜ほすぃ〜の眼

 

 

暑いときは瓜系をたべると、体を冷やす作用があるので、たべものの性質がわかると体調管理しやすくなりますよ😚😃😁

#94 こんなところに

おはようございます。北海道は本州ほどではないですがまだ暑いです😂

 

 

今日は珍しく午前をのんびりしております😚😆😁(バスケの筋肉痛がなかなかとれないのでこういう日は助かります)

 

 

おでかけしたら、こんなのを発見

サルノコシカケ

「サルノコシカケ」です

 

 

小さいころ、木の一部だと思っていましたが、これキノコの一種らしいです🙂

 

 

さらに、鍼灸師になってから知ったのが、これは別名『霊芝(れいし)』

これ、漢方の材料の一つなんです😁😆

 

『不老長寿の仙薬』として、重宝されていたみたいです。気血を補い、五臓を滋養する効果があります。近年の研究で、抗ガン作用もあることが分かり、ガン治療薬としても注目されている生薬です。

 

 

お猿さんがよく座るだけなのかなと思いきや、実は凄かった代物

注意点 ・・・ サルノコシカケを勝手に採取して生薬として使わないでください(そもそもアウトです)

 

 

身近なところに意外な発見があるかもしれませんよ😊😊😊

 

 

お、今度は

牛さんたち

牛さん!!

おやすみ中ですね😄😜休息も大事です

#93 今日は、はりきゅうの日

こんばんは、はりきゅう速水です

いつも朝一に車に乗ると、カーナビから『今日は○○の日です』と教えてくれるんですが、今日もふいにエンジンかけて『今日は、はりきゅうの日です』と教えてくれた時、その日のテンションは最高でした😘😙🤗

ついつい、患者さんにそのことを伝えながら張りきって仕事してました😂😆

はり

きゅう

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では、はりきゅうの文字や歴史について記載します

私は、いつもわかり易く『はりきゅう』って言ってますが、本来よく使われるのが、『鍼灸』です。ただ、この『鍼』は常用漢字ではなくて、かつ、もともと中国の古典、日本の古典に記載されているのは『針』が多いので『針灸』が正確だと思います。(針灸の歴史より)

針灸の歴史は古く、中国では紀元前256年(およそ2200年前)の馬王堆漢墓医書というのが発見されております。そこから張家山漢墓医書の発見、そして、うちら鍼灸師としてはバイブルになっている「黄帝内経」が発見され(紀元前202年)、そこで鍼灸体系が確立されたそうです

そこから日本に伝来したのは、562年(およそ1500年前)新撰姓氏緑、有名なものは984年の「医心方」ですかね

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中国は2200年、日本は1500年の針灸の歴史があるのは、これ以上にないほどの経験を、本に集約されているということです。

古典の通りにいくか、それともまた違った結果になってそれを後世に残せるかと研鑽するのは現在の鍼灸師の役目です

私は鍼灸師となってまだ5年ですが、『古典のこ』も知らず、まずは騙されたと思って、古典の通りに実践してましたが、ほぼ古典の通りというのが私の感想🤗🤗🤗

本当に感謝です、壁にぶつかっても古典で調べてみると、その問題点について書いてくれていたり、解決策も載っていたりします。

柳谷素霊先生(在校してた東洋鍼灸専門学校をつくった先生)はよく『古典に還れ』と言ってくれたそうです。在校中はこの意味がよくわかりませんでしたが、今となってはこの台詞はとても響きます🤩😍

1人で鍼灸師としてやっているからこそ、治療方針がぶれないために古典があると思うと心強いです。

はりきゅうは、とても奥深いので、こんな暑い時期でも元気になれるようになれますので、ご相談ください😀😀😀

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「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

針灸の歴史 悠久の東洋医術 小曽戸洋 著

柳谷素霊のあゆみ 移動の日本社