こんばんは、はりきゅう速水です。
「春分の日」を過ぎ、少しずつ春らしい陽気を感じる日が増えてきました。
この時期は、東洋医学では「冬の体から春の体へ切り替わる大切な時期」と考えられています。
冬の間は、体はエネルギーを内に蓄え、守るような状態にあります。
一方、春になるとそのエネルギーが外へ向かって動き始め、体も「のびる」ような変化が起こります。
そのため、この時期は体の巡りがスムーズにいかないと
・イライラしやすい
・目の疲れ
・肩や首の振り
・なんとなく体が重い
といった不調が出やすくなります。
東洋医学では、春は「肝」の働きと関係が深いとされています。
肝には気の巡りを整える働きがあるため、このバランスが崩れると、こうした症状につながると考えられています。
では、この時期にできる養生はどのようなものでしょうか。
①体を「のびやかに保つ」こと
軽いストレッチや散歩、朝に少し体を動かすだけでも、気の巡りは整いやすくなります。
また、深呼吸を意識することもおすすめです。呼吸がゆっくりになることで、体の緊張がゆるみ、気持ちも落ち着きやすくなります。
②食事は冬のように重たいものから少しずつ軽めのものへ
春野菜や香りのある食材を取り入れることで、体の巡りを助けることができます。
③「ためこまない」こと
ストレスや疲れを無理に抱え込まず、少しずつ発散していくことが、この時期の体には合っています。
春は新しいことが始まる季節でもありますが、無理をしすぎると体に負担がかかることもあります。
日々の中で少しだけ体をゆるめる時間をつくり、季節の変化に合わせて過ごしてみてください。
鍼灸では、こうした季節の変化による体のバランスを整えるお手伝いもしています。
気になる不調がありましたら、お気軽にご相談ください。
「参考文献」
東洋医学概論 教科書執筆小委員会 著 医道の日本社
心も体もととのう漢方の暮らし365日 川手鮎子著