#84 目病諸候 その31 目蜡候

こんばんは、はりきゅう速水です。やっとこさ、北海道もプラス気温になってきましたね( ノ゚∀゚)ノ、雪も解けだしてきて路面も見えてきました。春もまもなくです。

さて、今回は「目蜡候」です。これも読めないですね(笑)よく、漢字変換ででてくるなとびっくりしております

<原文>

蜡目者、是蠅蛆目眥成瘡、故謂之蜡目

< 書下し文、自分でやっているので間違いがあります >

蜡目(しょもく)とは、これ 蠅蛆(ようそしょう)なり、目眥(もくし)に 瘡(そう)をなす、故にこれを 「 蜡目(しょもく) 」という

<通訳>

省略(なので、書き下しを読んだ通りです)

<考察>

現代でも、蠅蛆(ようそしょう)症というのがありまして、 ハエの幼虫(蛆)が生きた哺乳類の体内に侵入したことによって発生する感染症(寄生虫性疾患)、今回の 蜡目(しょもく)の 「蜡」は「蛆」と同じことを指すので、ハエが眼に接触して眼の組織内に繁殖して炎症反応を引き起こすということになります。

「参考文献」

東洋医学概論  公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著

講釈 諸病源候論 巣 元方 著  牟田 光一郎 訳

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