こんにちは、鍼灸師の速水です
前回、経絡の概要を書きましたが、今回は身体中に走っている線路について紹介します
線路は何種類かありますが、今回は12本の線路(経脈)を書きます
1。手太陰肺経(てのたいいんはいけい)
2。手陽明大腸経(てのようめいだいちょうけい)
3。足陽明胃経(あしのようめいいけい)
4。足太陰脾経(あしのたいいんひけい)
5。手少陰心経(てのしょういんしんけい)
6。手太陽小腸経(てのたいようしょうちょうけい)
7。足太陽膀胱経(あしのたいようぼうこうけい)
8。足少陰腎経(あしのしょういんじんけい)
9。手厥陰心包経(てのけついんしんぽうけい)
10。手少陽三焦経(てのしょうようさんしょうけい)
11。足少陽胆経(てのしょうようたんけい)
12。足厥陰肝経(あしのけついんかんけい)
太陰、少陰、厥陰を三陰と言います(陰の多い順は太陰>少陰>厥陰)、
太陽、少陽、陽明を三陽と言います(陽の多い順は陽明>太陽>少陽)
三陰三陽って聞いたことある人はこれがどういう意味かわかったかもしれませんね。上記の3つの陰と3つの陽になります。それが手と足にあるので、3(三陰)×2(手足)+ 3(三陽)×2(手足)=12となります。これが1周ぐるっとしているとされています。
十二経脈の他にも、線路はありまして、体の前面(お腹側)の正中線を任脈、後面(背中側)の正中線を督脈と言います。また、奇経八脈という線路もあります。
身体にたくさんの線路が巡っているので、その線路がどの臓腑に影響しているのか判断したり、鍼灸によって線路の滞りを改善し疾病を治します。
「参考文献」
東洋医学概論 公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著
携帯用 経絡経穴概論 『東臨』の要点と総括 第4版 編 岡田隆
この携帯用 経絡経穴概論は、従来の経絡経穴概論をサイズコンパクトしていて、且つ、経穴(つぼ)の特性など凝縮した本でして、学生時代はこの本を毎日読んでは臨床に役立てないか考えてました