#186 蒙霧升降(ふかききりまとう)|暑さの疲れをいたわる季節の養生

こんばんは。はりきゅう速水です。

8月も後半に入りました。北海道ではまだ暑い日が続いていますが、少しずつ朝晩の空気に変化を感じることも増えてきました。

七十二候では、今は「蒙霧升降(ふかききりまとう)」。

深い霧が立ち込める頃を表しています。明日からは二十四節気の「処暑」に入り、暦の上では暑さが少しずつ落ち着いていく時期です。

とはいえ、北海道ではまだまだ暑さが残ります。昼間は暑いのに、朝晩は涼しい。そんな季節の変わり目に入り始めた今こそ、体の変化にも目を向けてみましょう。

●朝晩の気温差で疲れていませんか?

この時期

 ・朝起きると体が重い

 ・昼間は暑いけれど、夜は少し冷える

 ・寝ている間に体は冷えている

 ・なんとなく疲れが抜けない

 ・胃腸の調子がすっきりしない

ということはありませんか?夏の暑さで体力を消耗したところに、朝晩の気温差が加わると、体には思っている以上に負担がかかります。特に北海道は、本州に比べて朝晩の気温が下がりやすいので、「昼間は暑いから大丈夫」と思っていても、夜は体が冷えていることがあります。

●今の時期にできる養生

 ①寝るときの冷えに注意する

 暑い日は冷房や扇風機は欠かせません。ただ、夜中に体が冷えすぎないよう、風が直接体に当たらないようにしたり、薄手の掛け物を用意したりしましょう。

 ②冷たいものを摂りすぎない

 まだ暑いので、冷たい飲み物やアイスがおいしい時期です。我慢して完全にやめる必要はありませんが、冷たいものばかりにならないようにしましょう。常温の飲み物や温かい食事も取り入れて、胃腸をいたわります。

 ③夏の疲れを感じたら、しっかり休む

 8月後半になると、「もう少しだから頑張ろう」と無理をしてしまいがちです。しかし、夏の疲れは知らないうちに蓄積しています。疲れを感じたときは、睡眠時間を確保したり、予定を詰め込みすぎないようにしたりして、体を休ませましょう。

●おすすめのツボ

 三陰交(さんいんこう)

  内くるぶしの一番高いところから、指4本分ほど上にあるツボです。冷えやむくみなど、季節の変化による体の不調を整える際によく使われます。冷房で足元が冷えやすい方にもおすすめです。

●まとめ

 「蒙霧升降」は、深い霧が立ち込める頃を表す七十二候です。明日からは「処暑」となり、暦の上では暑さが落ち着いていく時期に入ります。とはいえ、北海道ではまだ暑い日も続きます。

暑さ対策をしながら、少しずつ朝晩の涼しさにも対応していく。そんな季節に合わせた過ごし方を意識してみてください。夏の疲れをそのまま秋に持ち越さないよう、無理をせず、自分の体をいたわりながら過ごしていきましょう。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

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