こんにちわ、鍼灸師の速水です
今日は晴れてはいるんですが、風が強い北海道です。はやくあったかくなってほしいですね
さて、前回の「#5 陰陽って何?」で書いた五行論について書きます
五行は、殷の時代(紀元前1500年)今から3500年前ぐらい(日本だと縄文時代)に甲骨文字が栄えており、そこに四方の風(春、夏、秋、冬)の神の名前が記載されていました。中国の風土には、黄河を中心に、四方の地域に成り立っているため、五つとして考え、五つの地域の土の色や、生産物、気候を整理して代表的物質(木、火、土、金、水)と結びつけて分類したのが起源となります
木、火、土、金、水をベースに体内や体表に分類し医療として発展しました
五臓に病があれば、色艶、声、脈に反映し、それを分類した五色、五音、五味、五臭などからどの臓腑に影響が出ているのか判断をしていきます
西洋医学で言っている、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の臓器名は、江戸時代後期に西洋医学を翻訳する際に、中国の古医語を使用しているので伝統医学用語と同じではありません。
五行を知ると体内や気持ちがわかってくるので、自分を見つめる一つの考えとして使用できますね
「参考文献」
東洋医学概論 公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著
[あじあブックス] 針灸の歴史 悠久の東洋医術 著者 小曽戸 洋 天野 陽介