おはようございます。鍼灸師の速水です。
北海道は恵みの大地ですね。食べ物がおいしい!先日、ジンギスカンやアスパラのホイル焼きを頂いて元気補充してました( ‘ ε ‘ )/
さて、本日の題目ですが、たまに「陰陽(いんよう)」って聞いたことはないですかね?「陰陽師(おんみょうじ)」で陰陽って言葉が使用されていますね。これは中国の易学(占いの学問)という、宇宙の万物が形をとって現れる状態を作り、支配する二つの相反する性質を持つ気を指します。積極的なものを陽、消極的なものを陰とする考えです。自然界のすべての現象を解釈するうえで基本的な観点となっています。
前回のブログで紹介した「黄帝内経 素問」の陰陽応象大論篇では、「天地は万物の上下なり、陰陽は万物の能始なり」とあります。日・男・奇数などは陽、月・女・偶数などは陰としています。陰陽論を医学的に応用し、人体の臓腑を陰陽に分け、臓を陰、腑を陽と考えました
臓 肝、心、脾、肺、腎
腑 胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦
これがよく聞く五臓六腑です
診断と治療としても陰陽論を使用しています。疾病の発生は陰陽の失調からとしているので治療方針も陰陽を調整する(不足していれば補足し、余っていれば瀉す)ことで陰陽の平衡を回復させることが原則になってきます。
この考えを2300年前からあったというのが凄いとしか言えないですね
陰陽論の他にも、五行論など東洋医学の考え方がありますので後日紹介したいと思います
本日の散歩 (天と地、その間に人がいる、これを天地人三才思想といいます)
「参考文献」
東洋医学概論 公益社団法人東洋療法学校協会 編 教科書執筆小委員会 著
鍼灸学校の一年の時から学んだ学問で、この学問をきっかけに鍼灸って深いんだなぁって体感したのを覚えてます