#148 妊活と東洋医学

こんにちは、はりきゅう速水です。

最近は、ありがたいことに『妊活目的』で訪問鍼灸を依頼される方も増えてきました。

妊活というと、どうしても女性側の努力に意識が向きがちですが、本来は「夫婦で行うもの」です。東洋医学でも、どちらか一方だけでなく、二人のバランスや状態が大切だと考えます。無理に何かを足すのではなく、本来の力を引き出すこと。
そしてそれを、夫婦で一緒に整えていくことが大切です。

●基本は「気・血・水」

東洋医学では、体は「気(エネルギー)・血(けつ)・水(すい)」のバランスで成り立っています。このバランスは女性だけでなく、男性にとっても同じように重要です。

 ・気が不足すると  → 疲れやすい、活力低下

 ・血が不足すると  → 冷えや巡りの悪さ

 ・水の巡りが悪いと → むくみ、重だるさ

妊娠しやすい環境は、「二人の体の状態」が整ってこそ生まれます。

●まずは「冷え」を整える

冷えは、妊活において大きなポイントのひとつ。
女性だけでなく、男性も体が冷えていると巡りが悪くなります。

夫婦でできる養生として:

・一緒に温かい食事をとる

・湯舟に浸かる習慣をつける

・冷たい飲み物ばかりではないか振り返る

日常の中で無理なく取り入れることが大切です。

●「巡り」を良くする生活

ストレスや緊張は、「気」の流れを滞らせます。
これはホルモンバランスや体調にも影響すると考えられています。

・運動(散歩、一緒に散歩は◎)

・会話の時間を大切にする。

・お互いに無理をさせない

妊活は「頑張るもの」ではなく、「整えていくもの」です。

●食事のポイント

・気を補う食材(お米、いも類、豆類)

・血を補う食材(なつめ、ほうれん草など)

・体を温める食材(生姜、ねぎ、根菜類など)

・水を整える食材(小豆、白菜、海藻類、大根など

・バランスの良い食事(腹八分、一汁三菜)

どちらか一人だけ頑張るのではなく、二人で同じ方向を向くことが、心の安心にもつながります。

●おわりに

妊活は、結果だけでなく「過程」もとても大切です。
そしてそれは、一人で抱えるものではなく、夫婦で歩んでいくもの。

養生に加えて、鍼灸によるサポートも取り入れることで、体の巡りを整え、より妊娠しやすい状態へと導くことができます。

体と心をやさしく整えながら、二人のペースで進んでいきましょう。

焦らず、比べず、自分たちの形で。

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

心も体もととのう漢方の暮らし365日 川手鮎子著

コメントを残す