#130 猫背、円背、亀背

おはようございます。はりきゅう速水です。

今日は、猫背、円背(えんぱい)、亀背(きはい)を解説します。これは、すべて『背中が丸まって内側へ反り、頭部が前方に出た姿勢』を指します。症状でよく見られるのが猫背、さらに背中がぼこっと出っ張る状態を円背や亀背と呼びます。

西洋医学では、日常的な姿勢不良による「機能的後弯」、病的な理由によって背骨が丸くなる「構築性後弯」(老人性亀背、先天性脊柱後弯症、青年性後弯症、脊椎部の損傷、心経筋原制後弯症)があります。原因にもよりますが、治療法は主に姿勢を意識してストレッチなどの運動療法、装具を装着して矯正する場合があります。

東洋医学では、「脾の機能(運化、昇清、統血)のうち<昇清機能の低下>」を疑います。昇清機能とは、吸収したものを胃から上の肺へ送ることをさす。そこから敷衍(読み:ふえん、意味:おしひろげること、展開すること)して、ひろく気や血を上に昇らせるとか、臓腑・器官が下がらぬようにこれをつなぎとめるということを意味している。昇清がうまく行わないと、内臓下垂や全身倦怠、無力、慢性下痢が起こる。

脾の機能低下を脾虚といいますが、脾虚が改善されると、運化機能(食べものが消化されエネルギーの元に変化させること)も改善され、体を支えている骨や筋肉へのエネルギーを送り込むことも増え、昇清機能も改善されて猫背への改善にもつながります。

西洋医学の治療方法と同様にストレッチの他に、脾と胃を活性化させるつぼに刺激(お灸)、養生法(冷たい食べ物や飲み物はほどほど、腹八分、甘いものを控える、心配事をためこまない)も追加しているのが東洋医学の治療法になります。

脾を元気にする食べものとしては、「黄色い食材」や「自然な甘味を持つ食材」が脾を補います。

・穀類 : 米、もち米

・芋類 : さつまいも、山芋

・豆類 : 小豆、ひよこ豆

・野菜 : 南瓜、ニンジン

・果物 : 栗、棗

セルフケアのつぼとしては

・足三里

・三陰交

・陰陵泉

ストレッチ&筋トレとしては、

・キャットアンドカウ

・コブラストレッチ

・胡坐から首を上にむいたり、下にむいたりする

・プランク

「参考文献」

東洋医学概論  教科書執筆小委員会 著  医道の日本社

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