#86 近況報告と変化

みなさん、こんばんは

はりきゅう速水です。安定のブログさぼりです(笑)

訪問鍼灸が忙しくて・・・と言いたいのですが、父親の容態が悪く、車椅子からトイレするにも自立ができなくなったり、箸がもてず食べ物介助も必要になってきたのでそちらに時間を割いておりました

それに伴い、私の体調も悪くなったりしたので、最近は自分への鍼灸もしますが、追加で実践している養生方を少し紹介します(とても簡単です)

これは、「船瀬俊介」さんの本をもとに実施しています(紹介してくださったNさんには大変感謝しております)

以前、養生方でやっていたのは、「筋トレ」

そして、今回からやっているのが「少食」、または「断食」です

え?、それだけ?

はい、それだけです。いきなり断食はきついので、一日一食から始めています。

しかも、ごはんを食べるタイミングは、「腹が減ってがまんできなくなったら食べる」という感じです(笑)

ヨガの教えには「断食は、万病を治す妙法である」というのがあります。腹いっぱいな野生動物ていませんよね?、空腹感という危機感が体の生命維持システムが働くスイッチになるそうです。

現代の栄養学からみたら逆なことをしてますが、ドイツのフォイト栄養学が発端らしいですが、そこからタンパク質とりなさいとはじまったらしいですね(その時代から食肉産業と軍隊との癒着がはじまったみたいです)

船瀬さんの本は、いろいろ読みまして、今までの考えが甘かったなと驚愕することばかり、私は知識だけ得ても納得いかないことは試して判断しているので、少食と断食をやっているのですが、最初はすぐお腹が鳴りますが、だんだんとなれて、空腹感を3~4時間堪能するとかなり調子がいいです。とくに「集中力」「持続力」ですね

「少食」、「断食」の効能としては

風邪、腹痛、下痢、頭痛から、便秘、アトピー、水虫、腰痛、うつ、糖尿病、心臓病、肝臓病、透析患者まで治ります)。さらに現在、ファスティングはガンまで劇的に治します。不妊症やEDまでも見事に改善するのです。

他にも、「笑う」、「感謝」、「長息」、そして「筋トレ」もやるとさらに体の変化が起こるそうです



「参考文献」

3日食べなきゃ、7割治る!    船瀬俊介
新装版 3日食べなきゃ、7割治る! 船瀬俊介
やって良かった! 1日1食      船瀬俊介



#26 こういう本もあります

こんにちは、鍼灸師の速水です(*´-`)

ブログ更新頻度が少くてすみません(。>д<)

 

10/27(土) 第2回セルフお灸の会の申し込みしていただいた皆さまありがとうございます(*´ω`*)

まだ、数席残ってますので、都合あれば連絡くださいませ

 

セルフお灸の会の資料づくりにあたって、いろんな本を読み返しているんですが、ひとつこんな本があるのを紹介したいと思います♪ヽ(´▽`)/

じゃ~ん

校釈 諸病源候論

中国の隋の医家,巣元方らが610年ごろ煬帝(ようだい)の勅を奉じて編纂(へんさん)。50巻のものを日本語訳にしたものです。

広く病名をあげ,症候を記述し,病源を論じたものです。また、養生法も記載しており『腕をのばして~』みたいな運動のやり方も記載している本です(´∇`)

610年って、日本でいったら飛鳥時代、聖徳太子がでてくる年ですよΣ(゜Д゜)

その時代からいろんな病について研究して解決法をまとめているなんて( TДT)

昔の人の観察力と探求心、忍耐力は凄まじいものだと思います(о´∀`о)

他にも、貝原益軒の養生訓や解剖学の本を読んで復習中です

インプットしたあとは、必ずアウトプットすることで脳に記憶されるのでセルフお灸の会の資料づくりはうってつけです♪ヽ(´▽`)/

#23 気血水(きけつすい)って何?

こんにちは。(*´ω`*)鍼灸師の速水です

もう9月になりましたね。北海道ではトンボが元気に飛び始めました(*´∀`)ノ

 

さて、今回の題目

『気血水(きけつすい)って何?』です

人間が生きていく中で必要な要素が『気・血・水』になります

『気』  → 目には見えませんが、エネルギー源となるもの、カロリーと仰る人もいたような(*´-`)体を動かしてくれます

 

『血』 → 血液のこと、全身に酸素と栄養を運んでくれます。他には使い終わった老廃物や二酸化炭素も運んでくれます

 

『水』 → 体液のこと、涙、汗、尿などのこと。全身に潤いをあたえ、体温調整、関節の動きにも影響を与えます

 

『気血水』が充実しているのが健康、少ないとなにかかしらの病症が表れます

 

気虚であれば

・胃気(食欲)の区別、例えば①胃が悪いとおもったことがない②食欲ありすぎて胃は悪くない③食欲あって胃痛、嘔吐がある④食欲あるけど、すぐ満腹になる⑤考え事すると食欲なくなる

みたいに区別され、その症状でどの五臓が不調なのか考えます

 

・声や音による区別、よく怒鳴る(肝虚)、よく笑いよくしゃべる(心虚、脾虚胃熱)、よく歌う(脾虚胃実)、よく哭(な)く愚痴る(肺虚)、呻(うめ)く(腎虚)

 

他にも、呼吸器症状や睡眠に関する症状もあります

 

 

血虚

気虚から血虚の症を現わします。しかし、血として分類する症候は労倦(ろうけん、働き過ぎによる疲れ)や産後の病気から発したものが主にあります。血虚から血熱、血寒、亡血、瘀血(おけつ)に発展します

・血熱 … 吐血、鼻血、狂乱状態になったりします。肝が実施、脾虚証として治療します

・血寒 … 筋肉のこわばり、ひきつけ、痛みがでます。五十肩、神経痛なども血寒になります。肝虚証として治療します

・亡血 … めまい、動悸、口の渇き、唇の渇き、寒くなったり熱くなったりを行ったり来たり、冷えのぼせの症状があります

・瘀血 … 悪い血がたまることを瘀血といいます。頭痛、慢性の腹痛、月経不順も関係します

 

 

水が少ないのを津液不足と言い、余分な水を水毒or痰飲(たんいん)などと言います。

・汗の区別では、寝汗(血虚、腎虚)、頭の汗(肺虚、胆、三焦の陽虚)、手足の汗(脾虚)などでどの臓に異常があるかわかります

・小便の区別では、色が白いは冷、濃いのは熱、しまりが悪い(肝虚)、頻尿(腎虚or脾虚、冷え)

・大便の区別では、下痢(脾虚、腎虚)、便秘(胃・大腸熱、脾虚or瘀血)、しぶり腹があります

 

 

『気・血・水』の状態が知ることで、どの病症があるかもわかってくるので、是非皆さんも自分の身体の『気・血・水』をみてみてください

 

はな(犬)の気血水も気になる

 

 

「参考文献」

図解 鍼灸医学入門  蠣崎 要 、池田 政一 著

図解 鍼灸医学入門

母校で池田先生とお会いしたことがありまして、とても古典を分かり易く解説してくれたことを今でも覚えています。この本のいいところは図で解説してくれるのでイメージし易い本です

#12 こういう本もあります

こんにちは、鍼灸師の速水です

今日は天気も晴れて風が心地よいです( ^ _  ^     ) 陽を少しあたると元気になりますね(陽浴びすぎると紫外線により皮膚が火傷するのでほどほどに)

のどかな北海道の空

 

さて、今日の題目ですが、「こういう本もあります」です

鍼灸についての本は、だいたい活字メインで、図はイメージとして使われていますが、今回紹介したいのがこちらの本

『モーニングKC 素直なカラダ』 著者 東野柚子(ひがしの ゆうこさん)

※Amazonのリンク貼ってみましたので、興味ある方はどうぞ

 

ストーリーはここでは記載できませんが、鍼灸って何?って思っている方にはわかりやすく描かれた本になっています。

 

西洋医学の治療方針と東洋医学の治療方針の違いや、五臓の病変の説明や内因の話まで盛り込まれています。私の感想としては、続編ないのかなぁ、もっとストーリーが増えた時にどんな感じに鍼灸とつながるのか楽しみです。

私は鍼灸については、白文(句読(くとう)点・訓点をつけない漢文。また、注釈などをつけない本文だけの漢文)よりも、読み下し文の方を読んで鍼灸の勉強していますが、絵にした方がイメージしやすいのでこういう本を読むのも自分の学んだことを整理するきっかけになるのでいいと思います。