こんばんは、はりきゅう速水です
10月になりましたね。月日の経過があっという間ですね∑(゚∀゚ノ)ノ。とりあえず、非常事態宣言が解消されまして、これからはじまる感じです。今までやれなかったことがこれからできる!と思います。ただ、気持ちだけ先走って体(体調)が追い付いていないこともありえるので、まずは自分の体調、体力を知ることも大事ですヽ(´∀`)ノ
今回は、「婦人に関する病気に対する手当て法① 産前産後の食養生、つわり、乳腺炎篇」になります
※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです
主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなく、まずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)
では、ここからです
① 産前産後の食養生
・楽なのはわかりますが、インスタント的な食物でなく、自然のものを自分で正しく栄養を損なわないように料理して食べるとよいです。妊娠中は滋養物とか栄養物、消化のよいものをとらなければといって酸性直品(肉類、魚類)を多くとりすぎ、運動もせず腹帯もまかないで病人のような生活をすると難産するばかりでなく、赤ちゃんの発育も悪く、アレルギー症、アトピーや神経質の子になりやすい。
・よく噛んで完全吸収させるようにするとよい。ことさらに大食する必要はなく自然にまかせるとよいです。穀類(雑穀が◎)、ごま、大豆、小豆、小魚、海藻、野菜をとり、副食を食べすぎないようにするといいです
・甘い物、菓子、生卵、肉類、牛乳、清涼飲料水、ジュース類、アイスクリーム、氷水、刺激物、上等な日本茶、洋茶はやめるとよい
・弱い(虚弱)人は月が進むにしたがってくしゃみや咳、失禁などありますが、その時は静かにお腹を下から抱くようにして、たびたび放尿するとよい。また、腰湯がよい。
・便通には注意して、便秘した時にはゆで小豆等、便秘によい食事をとるようにするとよい。
・不眠の場合は、かぼちゃの種を炒って食べる。または玉ねぎを食べるとよい。寝る前に足浴して、湯で顔を洗い、前頭部を温めるとよい。
・産後の食物(入院されている方が主なので参考程度に):産後三日間は炒り玄米のおかゆがよい。または玄米クリームに梅干し、薄味のみそ汁に玄米もちを入れて食べるのがよい。玄米餅のお雑煮でもよく、その後は普通の健康食にして、バランスのとれた自然食をよく噛んで食べていれば早く出血も止まりやすく、子宮も早く収縮して回復も早く安全です。
② つわりの場合
・吐き気の時は、すりごまをたくさんつけた玄米おにぎりをよく噛んで食べるとよく、玄米スープもよい。ごま塩をつけたおにぎりはひどいつわりでも吐かずにおさまります。大根おろしにしょうゆをかけ、または梅干しにしょうゆをかけて食べてもよい。
・生つばが出て困るときは塩えんどうか焼き昆布を少し噛んで食べるとよい。またのどがかわく時は玄米スープにうす塩をして飲むか、しょうゆ番茶を飲むとよい。飲み物はがぶ飲みしないこと。できるだけ少ない方がつわりにはよい。
・つわりだからといって、寝てばかりいるのはよくない。むしろできるだけ働くことです。病気ではありませんから薬を飲んでもよくなりづらいです。反射的に脳からやってきますからどんな薬を使っても効かないし、また飲まない方がよい。蓮根湯を飲むと胸の悪さをとります。 肝、腎、脾のこんにゃく湿布をする。
③ 乳腺炎の場合
・局部を生姜湯でむし、 芋パスタ を貼るのもよい。肉類はよくないです。また油こい赤みの魚、貝、かに、えびなどいけません。野草と海藻をつとめて食べるとよい。便秘のときは便秘によい食事をとること。ことに小豆と昆布を煮て食べるとよい。
・乳の口のあく方法:始めてお産をした人は、乳は十分あっても口があかないために、乳が出ないで困ることがよくあります。そんなときは、ごぼうの種を6~7粒を一日数回飲みますと、口があいて飲みやすくなります。
今回はここまです。諸病源候論(病気に関する古典の一つ)でもそうでしたが、この自然療法の本では、婦人に関する病気の内容がたくさんあるので、これからも記載していきたいなと思います。
「参考文献」
家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 東城百合子 著
一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著 大森英櫻 監修
からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て 新訂版 大森一慧 著