#101 泌尿器系の病気の手当て①-むくみ、尿が出にくい、頻尿、夜尿篇

こんにちは、はりきゅう速水です。

今日は敬老の日ですね。最近思うのはご年配の方が元気でパワフルだなとびっくりしてます。私もまだまだですが、頑張りたいと思います(´ ー`)

ありがたいことに、コメントはありませんが、いつもよりブログを拝見されている方(アクセス数)が多いのでややびっくりしています∑(゚Д゚)。

今回は、「泌尿器系の病気に対する手当て法① むくみ、尿がでにくい、頻尿、夜尿篇」になります

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなく、まずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① むくみの場合

  ・老廃物がたまった「水毒(すいどく)」のむくみを治すには排尿をよくすることです。これには、薄味のゆで小豆が効果がある。むくみがひどい時は二~三日他のものはいっさい食べないこと。茶も水も飲まず、ゆで小豆の汁を飲むとよく、小豆も食べられるなら食べてよい。肝、腎、脾のこんにゃく湿布もする。

 

 

② 尿が出にくい場合

  ・疲れたり、睡眠不足が続いたりすると尿の出が悪くなる。尿が出にくい時は新陳代謝が弱いことを表す。体調も重くすっきりしません。通じがよいと、残らず回って自然のままに回し流れる。便通が悪い、尿通が悪いのでは自然に通じない。今のうちに治しておきましょう。

  ・飲み物:すぎな茶、すぎなを生でも干したものでも熱湯をさして五~六分置いて飲む。腎臓、肝臓などの機能が弱っている時も、尿の出は悪い。すぎなだけでなく、はと麦や炒り玄米、ドクダミ、ビワ茶など入れたお茶は、香りとコクが出て一層おいしいし、内容も増します。トウモロコシのひげを陰干しにしておいて、煎じてお茶代わりに飲むのもよい。

  ・食べ物:大根を煮て熱いところをみそ味で食べるのもよい。ふろふき大根、大根のみそ煮、大根のみそ炒め、大根の味噌汁などがよい。また切り干し大根(必ず太陽干し)を食べるのもいい。また、大根だけでなく、南瓜(かぼちゃ)をみそ汁に入れたり、みそ味で煮たりして食べても利尿を助ける。コツは甘くしないこと。虚弱な方やすぐ疲れやすい方は小豆がよい。この場合のコツも砂糖など甘くしないこと。必ずゆでこぼさないで、水をさしながらゆっくりと煮ること。土鍋で煮るなら一層成分が安定するので効果も大きい。味は塩味で、お椀一杯位空腹時に食べる。

  ・手当法:ビワの葉温灸、すぎなの腰湯をする。下っ腹にビワの葉エキスをガーゼにひたして湿布する。すぎなの温湿布をする。肝、腎、脾のこんにゃく湿布をする。

 

 

③ 頻尿の場合

  ・トイレに行ってもなかなか尿が出ない。出たあとに残ってすっきりしない。すぐ又トイレに行きたくなる。なかには痛むことや血尿を出したりすることもある。男性なら前立腺が肥大したりしますが、いづれにしても前立腺や膀胱だけでなく、腎臓の働きも悪いこともあります。

  ・手当法:すぎなかよもぎなどの腰湯をするといい。そして、一時間ほどしてから背骨、肝腎にビワの葉温灸をすると楽に通るようになります。

  ・注意すること:間食やお茶の飲みすぎたりすると不健康になりやすい。症状にあわせて量を考えること

  ・食べ物:玄米ご飯なども、歯が悪くて食べられない時は、一度空炒りしてから普通の水加減で炊きますと、外の皮がはじけ軟らかいですから、白米と同じように食べられます。夜寝る前に玄米餅を一片を焼いて味をつけずに食べると朝までゆっくり休める。日ごろから玄米餅を食べるようにするといいし、海藻とゴマ、小豆を食べる工夫をします。野草、ごぼう、人参、れんこん、玉ねぎなどの根の野菜を食べることも忘れない。銀杏を焼いて6~7個食べると腎臓に働きかけるとともに保温効果があり、頻尿を治すのに効果的。ただし食べ過ぎぬこと。食べ過ぎると便秘になる。

 

 

④ 夜尿の場合

  ・食べ物:玄米、半つき米、小豆ご飯などがよく、玄米餅雑煮などもよい。飲み物はできるだけ少なくする。一番大切なことは自然の食べ物をよく噛んで正しい食事に切り替えること。特に過食、過飲をつつしんで腹八分目によく噛んで食べる習慣をつけるとよい。

  ・禁ずるもの:日本茶、コーヒー、紅茶、白砂糖入りの甘いもの、果物、おかずの食べ過ぎ、肉、油っこい魚、牛乳、清涼飲料水、氷菓子、刺激物など

  ・手当法:大根葉又はよもぎを干して、このゆで汁におろし生姜を入れて腰湯してやすむとよい。さし湯しながら入ると汗が出てきます。汗がでるまでよく温まり血行をよくします。ビワの葉温灸療法も効果があります。肝、腎、脾のこんにゃく湿布をするのもよい。

  ・お灸として、両足の親指の付け根のところ、大敦(だいとん)というツボに、米つぶ半位のもぐさを五壮~十壮、一週間すえるとたいてい夜尿症が治るそうです。にんにく灸でもよい。

 

 

今回はここまでです。腎臓、膀胱だけでなく、ここでも過食も関係するみたいですね

 

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修

#100 循環器系の病気の手当て①-高血圧、低血圧、貧血篇

こんばんは、はりきゅう速水です。

ついに、ブログ#100まで来ました(ペースは遅いですけどね)。ことこつ頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

今回は、「循環器系の病気に対する手当て法① 高血圧、低血圧、貧血篇」になります

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなく、まずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① 高血圧の場合

  ・現代だと、最高血圧が130以上、最低血圧85以上を高血圧と言いますが、本当にそうか?と言われるとなんとも・・・。昔はもっと高い数値(最高血圧160以上、最低血圧95以上)を高血圧としてました。一般的に精力的で、バリバリ仕事をするタイプが多いようです。また働きもするが精神面でイライラ、不平不満が多くなると神経を圧迫し、細胞の働きも悪く硬化しやすくなり、血圧をあげる要因になっていきます。高血圧の状態が長く続くと、血管障害が起こり、脳卒中、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎不全などの合併症を起こすこともあるので要注意です。このタイプは肩こり、めまい、頭痛、耳鳴り、疲労感などが現れる。

  ・食療法は、海藻類、根菜類、玄米が何といっても一番です。玄米菜食の自然食を実行すると早く治ります。

  ・主食:半つき米、玄米ご飯、玄米黒豆ご飯、玄米小豆ご飯、玄米はと麦ご飯、玄米餅、きび、あわ、ひえのどれか。ご飯には必ず、すりごまふりかけ(黒ごまを炒り塩(自然塩)でうす味をつける)をたっぷりかけて食べてこと。

  ・副食:人参、ごぼう、レンコンなどの根菜類、大根、ジャガイモ、らっきょう、玉ねぎ、セロリ、ピーマン、パセリ、かぼちゃなど主体にする。肉食を多くしたい人は果物、トマト、瓜類、生野菜などを多めにとると硬化した細胞を中和することにもなる。

  ・飲み物:ビワ茶、すぎな茶、野草茶(ドクダミ、ゲンノショウコ、ハブ草の実、イチョウの葉など)、ヨモギの青汁を毎日盃一、二杯位ずつ飲む。

  ・禁ずるもの:肉類、油っこい魚、白砂糖、砂糖入りの加工品、アルコール類、刺激物一切、化学酢使用の酢の物(梅酢、自然醸造酢はOK)、食品添加物入りの加工食品、間食

  ・手当法:肝臓と腎臓をこんにゃく湿布または生姜湯の湿布をする。高血圧で頭が痛いときはすぎな、又はビワの葉を生のままあてて湿布する。肝、腎にも同様に湿布する。手当(湿布)してからの入浴は控えること

  ・お灸として、ツボではないが2か所紹介。a.足の親指先爪先から4㎜離れた所、b.土踏まずの中央(両方とも毎日3壮お灸するとよい)

 

 

 

② 低血圧の場合

  ・お腹と腰を生姜湿布する。入浴は全浴でなく、腰湯にするとよい。足浴法で足を温めるのもよい。臍ににんにくの温灸をするのもよい。ビワの葉温灸療法も全身が温まり、血行を促す効果があります。肝、腎、脾のこんにゃく湿布。腹筋を強くして、血行を整える運動をするとよい。足の三里にお灸もよい。

  

  ・ビワ葉エッセンスは非常によい

  ・みそ、しょうゆ、梅干、みそ漬けなどの古いもの程よい。又、納豆もよい。玄米餅のつけ焼きや雑煮、精白しない穀類は大変よい。この穀類をから炒りしてから煮たり焼いたりするのは消化吸収を助け腸の働きを強めるので非常によい。人参、ごぼう、れんこん、にら、みつば、春菊、せり、なずな、よもぎ、ふきのとう、かぼちゃ、じゃがいも、えび、しじみなど特によい。夏の暑い盛りにトマトやキュウリを食べると血行をうながし、血色をよくするが、冬は冷えるので注意。

 

 

 

③ 貧血の場合

  ・ほとんど胃腸障害といってもいい位で、ことに腸が悪い。細胞に酸素が不足するのでストレスに対する抵抗力が弱く神経過敏、胃潰瘍、十二指腸潰瘍になり易く、体内のイオン化も弱いので胆嚢炎、腎臓結石、膀胱結石などになり易く、体力の老化を早めてしまうので生活習慣病、慢性病の大きな原因になります。

  ・臍を中心としたところに胃腸の働きに関係のある自律神経があります。これが失調しているので栄養が吸収されにくく、赤血球のヘモグロビンが減って細胞に酸素を送れず、酸素不足を起こします。

  ・手当法:お腹と腰を生姜湿布、足浴して足を温めるのもよい。腰湯をするのもよい方法です。臍を中心にしたニンニク臍灸などもよい。長湯はだめ、ぬるい湯にさっと入るか腰湯。ビワの葉温灸療法は非常によい。気長にすること。肝、腎、脾のこんにゃく湿布。

  ・食薬:梅肉エキス、エゾウコギエキス、よもぎエキスもよい。梅干しに自然醸造のしょうゆを一~二滴たらし、熱い番茶か健康茶又は熱湯を六分目位注いで飲むとよい。新陳代謝を盛んにして胃腸の働きを助けるので風邪ひきの予防にもよい。

  ・お風呂に入るとだるくなる人、湯づかれする人、冷え性の人などは、入浴前に上記の飲み物を飲むとよく、又、夜寝る前に熱いところを飲んで休むとよい。

  ・みそ、しょうゆ、自然塩で調味。白砂糖をやめる。腸の働きを助けるために発酵食品(たくあん、みそ漬け、梅干、納豆など)を毎日少量ずつ。玄米餅つけ焼き、焼き餅雑煮、未精白穀類を主食。青菜、にら、人参、黒ごま(黒ごま大さじ3杯位毎日食べる)、タンパク質は豆類、麩、木の実など、動物性が多いと逆効果。海藻は毎日少しずつ食べる。

  ・注意すること:身体を冷やすものは害になるので注意。夏の暑い盛りでもナス、トマト、キュウリ、マクワウリ、スイカなど食べすぎないようにする。涼しくなってからは特に甘いもの、果物、瓜類、ナス、生野菜等あまり多くとらぬようにする。よく噛んで腹八分目にしてお腹にゆとりをもって生活すること。

 

 

今回はここまでです。

高血圧の数値設定(最高血圧が130以上、最低血圧85以上)は、個人の意見としては低いかなと思います。この数値で降圧剤を摂取し続けると血流が悪くなり、癌になり易くなります。病気があって、高血圧は処置した方がいいと思いますが、根本治療をしないとずっと対処療法になってしまいますので、原因の見定め、体質改善していった方が近道だと思います。

 もちろん、体質改善って言うのは簡単ですが、実行するととても大変です。(意思の継続など)並大抵の精神力が必要になります。なにせ、すぐに結果が出るわけではないので不安がつのります。そんな中、続けるのは自分だけでなく、まわりの協力者、理解者も必要になります。

 

 手当てはあくまで、その場の対処療法です。基本は根本治療を目指してみてください。

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修

#99 消化器系の病気の手当て①-食べすぎ、便秘、下痢篇

こんばんは、はりきゅう速水です。

今回は、「消化器系の病気に対する手当て法① 食べすぎ、便秘、下痢篇」になります

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなく、まずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① 食べすぎ(動物性食品過多)の場合

  ・動物性食品の食べすぎの場合、二~三日絶食がよい。または玄米スープを少々飲むか、梅干し少々入れた番茶を飲むとよい。

  ・食欲が出てきたら、玄米ご飯にごまふりかけて一口200回くらいよく噛んで食べること※1

  ・食欲のない時は濃い玄米スープを飲ませる。おかずは大根、里芋、豆腐、みつば、なすなどの味噌汁が良く、きんぴらごぼう、大根おろし、たくあん、梅干しなどごく簡単多な食事でよい※2

  ・飲み物は → ハトムギ茶、ハブ茶とゲンノショウコを煎じたもの。豆乳。※3

  ・禁ずるもの → 肉類、魚類、卵、酒類、清涼飲料水、甘味品、刺激物、不自然な加工食品一切、入浴

 

 

 

 

② 食べすぎ(甘い物過多)の場合

  ・甘い物(ジュース類、おかし、果物、おかずなど)のとりすぎの場合、主食を精白度の少ない穀類にしてよく噛み、おかずを減らしてよく噛むということが大事なポイント。この体質はカルシム分が少ないので神経が細い。これらには、ごま、根菜類を食べるとよい。

  ・半つき米、玄米、小豆飯にすりごまをたくさんかけて(一日大さじ二~三杯位)よく噛んで食べること。ねぎ、にら、にんにく、自然薯、昆布、わかめ、みそ、たくあん、梅干し、根菜類、白身の魚、ごまなどがよい。よもぎ、ふきのとう、たんぽぽなどの野草は特に良い。

  ・禁ずるもの → 肉類、油っこい赤みの魚、酒類、清涼飲料水、甘味品、瓜類、刺激物、不自然な加工品一切、イモ類(かぼちゃ、とろろ芋は良い)、果物の過食、水分のとりすぎ

  ・手当て(食べ方)、飲みものは、※1,※2,※3と同様

 

 

 

③ 便秘の場合

  ・小豆と昆布の煮合せ、ゆで小豆などたべるとよい。塩味がよく、甘味をどうしてもほしい時は黒砂糖かはちみつ少々とする。よく噛んで食べること。きれいな山水にだし昆布を入れふやかして、この水を朝飲むのもよい。玄米食がなによりよい。

  ・学習便秘(座業する人、車ばかりに乗る人、胃腸・肝臓の弱い人、美食家、早めしの人、肉食過多、野菜不足、おかず食い等の人に多い病気)運動が少ない割に、食べる量が多く、胃腸を酷使する人を指す。玄米小豆ご飯にすりごまをたっぷりかけて、ごぼうのきんぴらで食べるのが一番よい。はと麦や小麦胚芽、玄米胚芽もよい。小豆と板昆布を塩味で煮て毎日おわん一杯食べるのもよい。

  ・飲み物 → 番茶、ハトムギ茶、決明子(中国産のハブ草の実)、小豆湯、梅肉エキス、よもぎエキスを飲むとよい

  ・決明子を濃く煎じて飲む、頑固な便秘は決明子を炒って乳鉢か小さなすり鉢で粉末にして、茶さじ一~二杯を湯で飲みます。

  ・枇杷の葉温灸、こんにゃく湿布(こんにゃく湿布は、呼吸器系の病気の手当て①-風邪篇に記載)、腰湯もよい、足浴法(満腹時は効き目が少ないので要注意)、また同じ事ばかりしていると身体が慣れて効かなくなるので、違った方法を一週間ごとにかえてした方が刺激になってよい。

  ・重症な人(ハブ草の実を煎じたお茶を飲んでも効かない人)は、毎朝目が覚めたら寝床の中で両手で揃えた両膝を抱え、胸の方にひきつけるようにしているとよい。うとうとしながらもそのまま10分でも20分でもじっといているとガスが出て便意を催すようになる。

 

 

 

④ 下痢の場合

  ・陰性の下痢 → 氷菓子、甘味品、果物、清涼飲料水、飲酒、瓜類などの過食、または飲みすぎで、これらを普段から習慣的に好んでとる人

  ・陽性の下痢 → 動物性食品のとりすぎ、打撲、衝突の刺激、または常に美食で片寄った食事や不自然な加工品の過食など、緩慢な中毒によtって起こるもの

  ・手当法 → 陰性、陽性ともに同じ手当法。梅肉エキスを熱湯で薄めて飲むのが一番よい。黒炒り玄米のスープを飲むの効果あり。梅干し一個、しょうゆ一~二滴、生姜おろし少々いれて熱い番茶を注いで飲むのも効果的。くず湯を飲む。

  ・半つき米飯、玄米もちの雑煮、玄米もち入り雑炊、にら又はねぎ入りみそ雑炊、半つき米すりごまむすびを一口100回位よく噛んで食べる。

  ・みそ汁(ねぎ、にら、とろろ芋など特に良い)、にらのお浸し、ゴマ豆腐、くず粉を使った料理などは特に良い

  ・白砂糖又は白砂糖入り菓子、ジュース、冷たい飲み物、冷蔵庫で冷やしすぎた冷たい物などよくないので注意すること

  ・腹痛におそわれたら → 番茶又は熱湯に梅干しと生姜おろし汁を少々いれ飲む。ごぼうの皮をむかないで、そのままおろし器(せとものやセラミックのものが良い)でおろし、しぼり汁を一日二、三回飲む。この場合、胃腸をゆでこんにゃく又は生姜湯で温湿布し、血行をよくする。生姜の粉末10gを酒で練り、布にのばしたものを臍(へそ)に貼っておく

 

 

 

⑤ 食欲について

  ・食欲減退 → 七倍の水で煮た玄米スープにうす塩をして飲ませる

  ・食欲異常 → 食べだしたらいくらでも入るというのは病的なので、一口を200回以上よく噛むこと。この種の病人は噛むことが非常に難しいので、よく噛む習慣をつけること。特にごまが薬で細胞に力をつけるので、ごまのふりかけをできるだけたくさんふりかけてよく噛むこと

 

 

 

今回はここまでです。また、他のを載せたいと思います。

 

 

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修

#98 呼吸器系の病気の手当て①-風邪篇

こんばんは、はりきゅう速水です。

お昼ごろにお知らせした、手当て法を載せていきます。

今回は、「呼吸器系の病気に対する手当て法① 風邪篇」になります

※その前に、「#101手当てするにあたって」を読んでいただくとより分かりやすいです

主に、「 家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法 」から手当法のことを記載しています。ただ、これを必ずやればよいというわけではなく、まずは自分でできることを探してみてください。いきなり手当てや食べ物改善しようとしてもハードルが高く、挫折しやすいと思います(私は、この本を読んで、ためになるなぁと思いつつ、達成するのはむずかしいと思っています)

では、ここからです

 

 

① 風邪がひきやすくなる状態

  ・大食、過食、連食をして胃腸がくたびれると風邪に負けやすい

  ・気持ちがだれたり、くよくよしたりしているときに胃腸が弱っていると年中風邪をひきやすくなる

  → 間食をやめ、食事をよく噛み、ごはん(玄米なら◎)にすりごまをたっぷりかけて、腹八分(腹六分でも良い)にすると風邪がひきにくい

 

② 風邪のひきはじめの手当て法

  ・肝、腎、脾の手当て(こんにゃく湿布)をする

こんにゃく湿布

  ・色黒の人 → 就寝前に梅干しの黒焼きしょうゆ少々、熱い番茶を注いで飲む

  ・色白の人 → 熱い卵酒を飲む、一~二分熱湯につけた葱(ねぎ)のしぼり汁盃一杯もOK、熱い葱みそもよい

 

③ のどや体の節々が痛み、熱っぽい風邪の手当て法

  ・実証体質(体格がよい人) → りんごをおろして茶碗一杯位食べる

 

 

④ のどが痛むとき

  ・塩番茶でうがいをし、熱い雑炊を食べさせます。大根と油揚げ、または葱入りみそ雑炊を少し味を濃く仕立てます

  ・のどの痛みがひどいときは、からし湿布をします。

からし湿布の作り方(文章)

からし湿布の作り方(こんな感じ)

 

  

⑤ のどが腫れたとき

  ・芋パスターをガーゼに包み、のどに巻いておく。数時間そのまま。

芋パスター作り方

芋パスターの作り方(こんな感じ)

 

 

⑦ 風邪のため、声がかれたとき

  ・生のれんこんをおろしてふきんでしぼり、その汁を盃一杯に黒砂糖少々いれて飲む

 

 

⑧ せきが出て、こまるとき

  ・おおばこの種を煎じて飲む。また、おおばこと青じその葉の干したものときんかんを濃く煎じて飲むとよい

 

 

他にも、風邪症状に対しての手当て法はありますが、今回はここまで

 

 

 

「参考文献」

家庭でできる 自然療法 誰でもできる食事と手当法  東城百合子 著

一慧の穀菜食 手当て法 大森一慧 著  大森英櫻 監修